うつ病のリハビリに、陶芸をやってみました。
主治医に勧められて
何の気力もわかずひたすら寝たきりの私ですが、カウンセリングへ行った際に「陶芸をやってみてはどうか」と勧められました。
もともと陶芸は好きで教室に通っていたほどで、ものを作ることが好きだったと話していたからかもしれないし、変わりのない毎日に刺激を入れることで何かが変わると思ったのかもしれません。
とりあえず、オーブン陶芸、家で始めてみました。
数年ぶりの土の感触
何年も触っていませんでしたが、触った瞬間に「ああ、好きだなあ」と思い出しました。
捏ねたときの弾力や、思ったように造形できなくて切ない気持ち、なんとか形に仕上げたときには、なんだか達成感と共にいろいろな過去の自分を思い出して、不思議な気持ちになりました。
土を触っている間は、無心であるようでいて、タイムスリップしていたような感覚でした。
オーブンで焼いて、完成したものを見て
なんだか不思議な感覚です。
全部の楽しいという感覚が消えたと思っていたけれど、できたものを見たら嬉しくて涙が溢れました。
まだ自分の中には何かを作りたい、生み出したい、そして、生み出したものを愛でたいという気持ちが残っていたんだと嬉しくて…。
自分にとっては何よりも大切な一歩になった気がします。