冬の寒さとうつ病ゆえの無気力さで、思いがけず断食をしてしまったのですが…予想以上に最悪の結果を生んでしまったので、体験談をお話しします。
寒さ×抑鬱状態→断食へ
冬に入り、私の抑鬱状態は日に日に悪化していました。
抗うつ剤を飲んでも、現状維持がやっと。
排泄は限界まで我慢してようやくトイレに行き、入浴に至っては2週間に1度入れたら良い方…という有様。
こうなると、食事についてもなんとなく予想がつきますよね。何を食べるか考えることも食べ物を咀嚼するのも億劫になりました。
実は私、うつ病になってから体重が10kgほど増えています。うつ病になってから5年間、10kg単位で増えたり減ったりを繰り返している(だから妊娠もしていないのに、体中妊娠線だらけです😢)のですが、今はものすごく太っている状態です。
うつ病になってから外に出るのが怖くなる→運動をしなくなる→食事はとるのでカロリーは蓄積される→太る→体が重いので動かなくなる
という最悪のループの中にいる状態です。
そんなわけで、太っている自分が嫌でダイエットしたいけれど、運動をするやる気は出ない…食事をしたくないならそれでいいかと、断食状態になるのを最初は割とポジティブにとらえていました。
スポンサーリンク
断食すると、薬を飲んでも抑鬱状態が消えなくなる
ですが、断食生活が2日目に入る頃から体がおかしくなり始めました。
抗うつ剤を飲んでも効かなくなり、一日中ずっと悪夢を見ているような状態になったんです。
現実と夢の区別がつかず、ずっと眠い。
体が重く、排泄のためにベッドから起き上がることさえつらい。
意味もなく涙が溢れて、頭の中を前職の上司や同僚、父や弟の罵声が埋め尽くします。
あまりの恐怖に、何でもいいから口に入れなければと水やジュースを飲み、ヨーグルトなどを食べたら少しずつ気分が落ち着いていきました。
スポンサーリンク
うつ病になると太りやすくなるが、断食だけはダメ
うつ病になると、どうしても太りやすくなります。
なので、特に若い女性なんかはうつ病になると、手っ取り早く、断食ダイエットに手を出しがちなのではないかと思います。
でも、投薬中は特に断食は危険だと身をもって感じました。
薬が効かないと、自分が自分でなくなるような…自分を自分でコントロールできなくなります。
気持ちが沈むだけではなく、「自分が何をしでかすかわからない」という恐怖を感じたのは初めての経験でした。
今はまずきちんと食事をして薬が効く状態にしよう。ダイエットは心が元気になったらいつでもできる。と、割りきって過ごしていきたいと思います。