うつ病の恋愛事情:うつ病患者が恋愛するには?注意点3つに気をつけて

はじめまして。うつ病歴3年のなまけりーです。

うつ病患者が恋愛したいと思ったら、どんなことに気をつけるべきなのでしょうか?

実際に私が恋愛して感じた、うつ病患者が恋愛をする時の注意点3点をご紹介します。

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「うつ病だから」と、自分も相手も我慢はしない

「うつ病を治療中だ」と言うと、ほとんどの人から

Aさん
この人は、心の弱い人なんだ。関わらないようにしよう。

もしくは

Bさん
なんてかわいそうな人なんだろう。優しくしてあげないと

という2種類の反応をされます。

特に、すでに付き合っている場合は後者の反応をされることが多いです。

優しくしてあげないと、と相手が気を遣ってくれるのはとてもありがたいことです。

でも、それは恋人関係というよりも、「相手に我慢を強いる関係」になってしまいますよね。

 

うつ病持ちの恋人にただひとつ必要なものは、「うつ病に関する正しい知識」です。

うつ病は、患者ごとに症状が少しずつ違います。治療法も違います。

一般的なうつ病に関する知識ではなく、目の前で苦しんでいる自分の恋人が、抑うつ状態でどんな風になるのか。普段や抑うつ状態に、どんなことを考えているのか。どんな風に治療していきたいのか。

など、「目の前の恋人を、病気を含めて、ありのまま理解してあげること」が大切なんです。

 

恋人がうつ病持ちだという方、自分自身がうつ病持ちだという方。

どちらかが我慢をする関係は、決して長くは続きません。

相手がうつ病だからと言いたいことを言えないのも、自分がうつ病で相手に我慢させているからと言いたいことが言えないのも…どちらもつらいですよね。

長く愛情を育みたいのなら、お互いをありのまま理解して、受け入れようとすることが大切です。

相手の言いなりになって我慢するのではなく、「そういうものなのだ」と受け止めるのです。

うつ病のせいでできないことは、たくさんあります。

でも、うつ病のせいでどちらかがとても我慢している…という状況は、なるべく作らないようにしましょう。

もし、相手が・自分が我慢しているなと思ったら、積極的に話し合いの場をつくり、恋人と一緒に「我慢していること」への解決法を考えていきましょう。

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「負」の感情は、特にハッキリ言おう

あなたが負の感情を感じると、抑うつ状態が起こりやすくなります。

例えば、「つらい」「悲しい」「苦しい」「痛い」などは、負の感情です。

あなたが抑うつ状態になると、あなたも恋人もとてもつらい気持ちになるでしょう。

あなたが負の感情をなるべく持たないようにすることが、2人をつらい気持ちにさせないで済むポイントになるのです。

ならば、あなたと恋人は、あなたが負の感情を持つきっかけになる言動・行動について、きちんと理解しておく必要がありますよね。

なので

  • あなたが抑うつ状態の時、どんなことが「できない」「したくない」のか
    ⇒例えば、ベッドから起き上がれない、食事ができない、入浴できない など
  • 逆に、あなたは抑うつ状態の時、どんなことをしたいと「思ってしまう」のか
    ⇒例えば、手首を切りたいと思う、睡眠薬を大量に飲みたいと思う など
  • 抑うつ状態以外でも、抗うつ剤の副作用の影響で何が「できない」か
    ⇒例えば、献立が考えられない、靴下のペアを探せない、四則演算ができない など
  • 相手からどんな「嫌なこと」を言われたり、「嫌な行動」をされたら、あなたは抑うつ状態を引き起こしやすくなるのか
    ⇒例えば、馬鹿にされる・威圧的に接される・そっけない態度を取られる など

など、あなたが「負」の感情を感じるような行動・言動については、特にハッキリ言っておきましょう。

 

抑うつ状態がひどいとき、私たちうつ病患者は全く動けません。

廃人のようにベッドから起き上がることもできず、息をすることしかできません。

時折静かに泣いているかと思えば、ぼーっと天井の一点を眺め続けて一日を終えている…ということはよくあることです。

薬を飲んでも、効かないくらい症状が重い日もあります。

でも、うつ病にかかったことがない人は、「抑うつ状態」を理解することができません。

薬を飲めば元気になるはずなのに、なぜ彼・彼女は動けないんだ?

彼・彼女は怠けている、甘えているんだ!

と思う人も多いのです。

抑うつ状態を引き起こすきっかけや、抑うつ状態について正しい知識(あなたのありのままの事実)を持っておいてもらうこと。

それが、あなた自身と恋人が安心して愛を育むためにとても大事なことです。

 

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「うつ病のくせに」という声は無視しよう

うつ病患者が恋愛していると聞くと、一部の人たちは

名前
「本当のうつ病患者」なら、恋愛なんてできないはずよ!治療に大変で、そんなヒマない!

恋愛できるうつ病患者は、「偽物」!

と大声でわめきちらします。

でも、「本物のうつ病患者」って何なのでしょうか。

 

病院でうつ病だと診断されて、抗うつ剤を飲まなければ毎日生活できない人は、間違いなくうつ病患者です。

なぜ「本物のうつ病患者は恋愛ができない」と、わめいている彼らは思うのでしょうか。

「本物のうつ病患者」こそ、恋愛をしてみたり、仕事をしてみたり、自分を見つめたり、どう生きたらいいのかわからず毎日ベッドの上で涙しながら、生きるという苦しみに必死で立ち向かっているんです。

「こういう行動・言動をしており、こういう生活を送っていなければ、本物のうつ病患者ではない。」なんて、おかしな話です。

だって、うつ病患者はそれぞれ発病したきっかけは違うし、それぞれの生育環境は違うのだから、みんな同じような治療法や生活をしているわけがないのです。

抑うつ状態の症状だってそれぞれ違うし、同じ人でも日によって違います。

「本物のうつ病患者は、こうだ」なんて、テンプレートは存在しません。

「本物のうつ病患者なら、恋愛なんてできるわけない」なんて、うつ病になったことがない人がわめいているだけなのです。

なので、「うつ病患者だから恋愛をしてはいけない」なんて決して思わないでください。

 

 

恋に悩む、うつ病患者のあなたへ

恋愛は、いいものでもあるし、悪いものでもあります。人によります。

毎日に生きる意味を与えてくれることもあるし、毎日を絶望に変えることもあります。

私がこんな文章を書いている理由は、ただひとつだけです。

あなたがもし、何かに怯えたり、何かに遠慮したりして恋を諦めているなら、決して諦めないでほしいのです。

 

あなたの人生は、80年。たった1度きりです。

あなたの人生の舵をとれるのは、あなただけです。

決して、功績を残さなくてはいけないとか、人並みに頑張らなくてはいけないとか、誰かに勝たなくてはいけないとか、負担に思う必要はありません。

あなたの人生を、一瞬でも多く、楽しく生きてほしいのです。

恋があなたの人生を少しでも楽しくするのなら、踏み出してみるのも楽しいものですよ。

 

うつ病で、自分の人生は終わってしまった。そう思う時もあるでしょう。

でも、人生はプラスマイナスゼロです。山あり谷ありです。

いい時もあれば、悪い時もある。悪い時もあれば、いい時もある。

うつ病という大きな谷を超えたら、きっとそこにはあなたが見たことのない絶景が広がっているはずです。

うつ病で苦しむあなたには、深い深い谷底しか見えないかもしれません。

でも、生きるという選択を捨ててしまわなければ、必ずあなたは絶景を手に入れられるはずです。

もしかしたら、その大きな一歩を、恋が与えてくれるかもしれません。そうでないかもしれません。

 

恋は、やりたい人が趣味でやるものです。無理に勧めるものではありません。

でも、もしあなたがうつ病を理由に恋に戸惑っているなら、決して怖がる必要はないのです。

ひとりでは見られなかった世界を、誰かと一緒に見に行ってみませんか。