To Do Listマニアのあなたへ、タスク管理の正しい活用法を教えます

うつ病

私は昔から、タスク管理表(例えば、To Do List)を作るのが好きです。

サラリーマン時代は、平日だけでなく休日まで、分刻みで生活を管理していたくらい。

そんな風にタスク管理マニアのあなたへ、タスク管理方法の正しい活用法をご紹介します。

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なぜあなたはタスク管理をしたいの?

あなたが何か行動したいと思うなら、まず自分はなぜその行動をするのかを考えるべきです。

あなたは、なぜタスク管理をしたいのでしょうか?

例えば

  • 分刻みで自分を管理していないと、だらけてしまうから

          ↓

  • だらけてしまうと、成長できないから

          ↓

  • 今成長できないと、数年後に後悔することになるから

こんな感じでしょうか?

この場合、あなたは「成長できないと後悔するから、タスク管理したい」と考えていると分かりますよね。

では、なぜ「成長できないと後悔する」のでしょうか。

「成長できない自分」「成長しない自分」に、なぜそんなに怯えているのでしょうか。

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あなたは「どうでもいいこと」をタスク化していませんか?

私はタスク管理に熱中しはじめると、日常のすべてのことをタスク化させたくなってしまいます。

例えば、こんな感じです。

  • ゴミを出す
  • 靴を揃える
  • 窓を開ける

こんな、一見どうでもよさそうなことまでタスク化したくなります。

そして、タスク化したこれらの行動を消すごとに、「消化した!」という、強い幸福感に浸れるんです。

これは、テストやパズルの答えが分かった時の幸福感に似ています。

一瞬、自分はその困難な問題を解決したのだと、全能感に浸れるんです。

なので、その全能感をもう一度味わいたくて、もともとはタスクを管理していたはずなのに、無理にタスクを捻出するようになってしまう…。

 

もしあなたがタスク管理が好きすぎて、タスクを書き出したいためだけに、こんな「生活の些細なこと」まで無理に書くようになりはじめたら…

それは、あなたが「タスク管理」しているのではなく、「タスクにあなたの人生を支配されている」状態だと言えるでしょう。

それって、とても滑稽でおかしいことですよね?

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まじめな人ほど、「タスクに管理され」がち

まじめで几帳面、完璧主義…といった人は、どうしても「タスクに人生を管理され」がちです。

彼らは日常の些細なことでも、ミスをしたくありません。

自分が何かのタスクをうっかり忘れたことで、誰かに迷惑をかけるのが嫌だし、ミスをする自分も許せないのです。

そういう人ほど、どうでもいいことまでタスクに盛り込みすぎます。

そして、自分の人生をタスクで縛るようになり、死ぬ間際になって「私はこの人生で一体何をしたかったのかな?」と首をかしげることになるわけです。

 

 

タスク管理に熱中しすぎるのは、「木を見て森を見ず」状態

タスク管理というのは、本当に大事なことだけをメモしておくことです。

このミーティングをすっぽかしたら何十人に迷惑をかけてしまうとか、この仕事の納期を間違えたら何百万円も大損するとか。

ゴミ捨てだったり、靴を揃えたり、服をたたんだり、掃除をしたり…

そんな些細な、自分しか困らないようなことまでタスクで管理することになったら、あなたはもう「病気」と言えるでしょう。

あなたは、毎日のささいなタスクに自分を管理されすぎて、あなたが本当にしたいこと・目指すことから目をそむけてしまっています。

あなたはこの人生で何を大切にしたいのでしょうか?

あなたはこの80年間の人生で、何を感じ、何を考え、生きていきたいですか?

目の前のタスク管理に振り回される前に、もう一度考えてみましょう。

あなたはなぜタスク管理をしたいのでしょうか?

 

 

ある医師から教えられた「To Do Listは作るな」という教え

私は熱狂的なタスク管理好きだったのですが、タスク管理をしすぎて、ある時にメンタルがポキっと折れてしまいました。

毎日の些細なことまですべてタスク化して、それがひとつでもできなければ自分を激しく責めるようになってしまったからです。

「自分で作ったタスクさえ完璧にこなせないなんて!最低だ!」

こんな風に思うようになると、タスク管理するのが怖くなります。

でも、タスク管理をしないと、周囲の人に置いていかれてしまう。日々少しでも成長しないと、社会人とは言えない。

こうやって、タスク管理することで自分を追い詰めてしまいました。

 

ノイローゼのようになってしまった私は、医師からあるアドバイスをもらいます。

それは「To Do Listは絶対に作るな」というアドバイスです。

 

 

言葉は文字に、音にした瞬間に強制力が働く

医師いわく、「言葉は、文字や音にした瞬間に強制力が働く」のです。

つまり、どうでもいいことでも「〜しなければいけない」とタスクに書いたり、口に出してしまうと、その瞬間から「絶対にしなければならないこと」のように脳に錯覚させてしまうんです。

「私はタスク管理をしているけれど、優先順位をつけているから大丈夫」

と思う人もいるでしょう。

でも、やはり、あなたの書いたタスクは、あなたの人生を知らず知らずのうちに縛っているのです。

 

もしあなたがタスク管理が大好きで、どうしてもやめられないなら…

自分のタスク内容が、妙に細かいことまで書き始めたら「タスク管理はそこらへんでやめたら?」と注意してくれる人を近くに置いておくべきでしょう。

でも、逐一あなたのタスク内容をチェックしてくれる人なんて、なかなかいませんよね。

なので、あなたが自分で自分の人生を選び、生きていきたいなら「タスク管理」なんてしないほうがいいのです。

 

 

タスク管理ではなく、メモ書き程度に止めよう

あなたは、あなたの人生のために、タスク管理はすべきではありません。

あなたがもし「大事なことをすぐ忘れてしまう」のだとしたら、タスク管理ではなく、メモ書き程度にとどめておきましょう。

でも、決して「〜しなければいけない」とか「やることリスト」なんて名称をつけて管理してはいけません。

タスク管理は、とても楽しいです。

タスクを完了し、それを削除する瞬間の幸福感なんて、まるで麻薬のようです!

でも、あなたがタスクに自分の人生を管理されず、自分自身で人生の選択をしたいのなら、あなたはタスク管理をすべきではありません。

タスク管理は、ほどほどに。

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