美食の国、タイ。タイに来たなら、食事を楽しまないと損です!
しかし、日本とタイの食事マナーや習慣はびっくりするほど違います。
楽しい食事を、マナーのせいで台無しにしたくないですよね(´・ω・`)
ということで今回は、タイの食事マナーでのマナー・注意点まとめ20選をご紹介します。
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- 飲み終わった、食べ終わった容器はそのままにして帰っていい
- 支払いは、食後に座席でする!会計所はない。
- 机に置かれた水は有料!勝手にグビグビ飲んじゃダメだぞ
- 料理は、自分好みに味付けし直す前提で作られている。超薄味!
- 器に口をつけてすすってはいけない!汁物はスプーンで掬おう
- チップは高級レストラン、高級ホテルでのみ払えばOK
- 食事や飲み物は、注文してから出てくるまで最低10分はかかる
- 食事はそのままだと超辛いし、飲み物は超甘い。極端な味付け
- 食事も飲み物も、1人前を頼んだはずなのに量は1.5〜2人前。これがタイのスタンダードだ!
- 食事はスプーンとフォークで食べる!箸はない
- 食事をするとき、絶対に音を立ててはいけない!
- 日本人はついやりがち‥食器を手で持ってはいけない!
- 食べ物にはかじりつかない。スプーンで一口大に切って食べる!
- 料理をシェアするなら、少しずつ取り分けよう!
- がつがつ大口で食べるのは、超下品!
- 食事中に、食器を重ねてはいけない。相手に失礼!
- 食事代は目上の人もしくは外人が払う。割り勘はNG。
- 目上の人より先に食べてはいけない
- 左手(不浄の手)は使ってはいけない
- さすが仏教国。国で制定された「禁酒日」がある!
飲み終わった、食べ終わった容器はそのままにして帰っていい
MAYAなど巨大なショッピングモールのフードコートでも、基本的に「返却口」というものはありません。
食べ終わったらお会計をして、そのまま店を出てOK。
空き容器や食器は、机に置いておけば店員さんが片付けてくれます。
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支払いは、食後に座席でする!会計所はない。
タイでは、レストランでも屋台でも、お会計はテーブルについたまま済ませます。
レストランでは「チェックピン」、屋台や食堂では「ケップタン」というとお会計してもらえますよ。タイは観光大国なので、もちろん「チェックプリーズ」と英語で言っても十分通じます。とはいえ、タイの山奥や屋台のおばちゃんには英語は全く通じないんですがw
とっさに言葉がでてこなかったら、テーブルの上を指差して、メモを書くようなジェスチャーをしてもお会計してもらえます。
あと、要注意なのが「自分の食べたメニューの値段はしっかり覚えておく」こと。
かく言う私も、しれっと、頼んだメニューとは違う高額を請求されました。しかも結構大きくてきれいめな外食店で。相手は大柄なタイ人のおっさんだし、全然英語がつうじなくて(分からないフリしてたのかもヽ(`Д´)ノ)結構怖かったな‥。
なので、自分は何の料理を食べたのか、何バーツだったのかくらいは把握しておきましょう。
ちなみに、タイの屋台ではあまり長居をしているひとは見かけません。理由は、安い屋台では回転率をあげるようにフル回転で営業してるから。読書をしたりおしゃべりしたいなーという場合は、カフェに移動しましょう。
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机に置かれた水は有料!勝手にグビグビ飲んじゃダメだぞ
タイの屋台には、それぞれの机に水やコカコーラのボトルが置いてあります。
※なぜコカコーラかと言うと、タイ人は激甘なものが大好きだから。らしいです(現地のタイ人曰く)。それならファンタでもいいのでは?と思ったけど、コカコーラがタイでは一番ポピュラーなんでしょうね。
うっかり飲んでしまうと、1瓶30〜40バーツ(日本円で90円〜120円)ほどかかるので注意しましょう。飲み物は、無料ではありません。
とはいえ、2リットルボトルの水やコカコーラが、コンビニや屋台で買うと40〜50バーツ(120〜150円)ほどするので、お店で買ったほうが割安なこともあります。
近隣のスーパーで水などの値段をチェックしておくといいですね。
料理は、自分好みに味付けし直す前提で作られている。超薄味!
タイのレストランや屋台では、必ずトウガラシを浸けた酢、粉末トウガラシ、ナンプラー、砂糖の4種類が入った調味セットが置かれています。
タイの料理は、出されたものをそのまま食べず、各自好きな味に調節します。
それを前提に料理が作られているので、どれも基本的に薄味です。そのままでも十分食べられるんですけどね。ちなみに、砂糖なんてどこに使うの?とお悩みのあなた。
実は…トムヤムクンにかけるとまろやかになって美味しいのです!辛みが抑えられるので、ぜひお試しください(∩´∀`)∩ワーイ
器に口をつけてすすってはいけない!汁物はスプーンで掬おう
日本人はつい、丼に入った汁物をすすってしまいがちですよね。うどんとかラーメンとか、つゆをすする食文化があります。
ただ、タイでは皿を持ち上げてつゆをすするのはご法度!!平皿を持ち上げて、残ったお米を口元にかき寄せたりするのもNGです。
例えば、ガパオライスとかを食べてて、あと数粒の米がなかなか取れない‥という時があると思います。そういう時は、かならずスプーンかレンゲを使って口に入れましょう。口をつけて食べていると、「うわあ‥賤しい食べ方‥」という目で見られます。
チップは高級レストラン、高級ホテルでのみ払えばOK
タイも海外だし、チップは払わなきゃいけないの?どこで払わなきゃいけないの?と不安になられる方も多いでしょう。
基本的に、タイでは食堂や屋台、カフェでチップは必要ないです。
ただ、高級レストランや高級ホテルを使うなら話は別。相場としては、ホテルなら荷物を運んでくれたり、ベッドメイキングのときにボーイへ20〜100バーツ(日本円で60〜300円)支払います。レストランなら、5〜10バーツ(15〜30円)程度でOK。高級マッサージ店だと、100〜500バーツ(300〜1500円)ほどのチップを要求されることもあるそう
食事や飲み物は、注文してから出てくるまで最低10分はかかる
日本の飲食店、特にファーストフード店では、注文してから出てくるまでが超絶速いですよね。吉野家なんて、私が何を注文するか予知してたんじゃ‥?と思うレベルに速いですw
ちなみにタイでは、注文してからのんびり作り始めるのですんごい時間がかかります。だいたい、10〜15分以上はかかると思ってください。いや、20分かな‥。
注文したのに出てこない!ということはないので、気長に待ちましょう。
私はタイに着いてすぐの頃、どれだけ待っても出てこないので「忘れてるのかな?」と厨房を何度も見に行ったりしてました。すると、大体厨房で店員さんがのんびり料理を作ってて、「ちょっと待っててね〜♡」みたいな笑顔で返されますw のんびりしてるのは、タイの国民性なのかも。
屋台でもカフェでも、席に座って待っていると店員さんが持ってきてくれます。
人を観察したり、本を読んだりして、静かに待っていましょうw
食事はそのままだと超辛いし、飲み物は超甘い。極端な味付け
タイの国民的料理「トムヤムクン」。これはどこの屋台で食べても、と〜に〜か〜く!!辛いです。舌が焼けます。
もし辛いものが苦手な人は、注文のときに魔法の一言を言うべし。それは、「スパイシーリトル」。
簡単な英語なので、これを言えば、あんまり英語がわからないタイ人でも「ああ!」って分かってくれます。
一方、飲み物は、冷たい飲み物全般がめちゃくちゃ甘いです。理由は、練乳を大量に入れてるから。喉が焼けます。w
お店で冷たい飲み物を頼むとき、もし甘いものが苦手なら、「ノンシュガー」「シュガーリトル」と言うと少なめにしてくれますよ。
甘いもの好きには、たまらないんですが‥デブ確実なので節制は必須ですw
食事も飲み物も、1人前を頼んだはずなのに量は1.5〜2人前。これがタイのスタンダードだ!
タイは、大食いの人にとっては天国のような国じゃないでしょうか。
食べ物は、日本でいう1.5〜2人前くらいが出てきます。飲み物も、500mlサイズが普通。
しかも、それが20〜40バーツ(60〜120円)で飲み食いできる!めちゃくちゃ格安ですよね。
飲み物の場合、冷たい飲み物を頼むと、氷をたっぷり入れてもらえます。全体の1/3程度が氷です。それって、氷でカサを増してるんでしょ!全然お得じゃないじゃん!と思ったあなた。それは間違いです。タイは暑い国なので、たくさん氷を入れないとすぐぬるくなるんですよね。しっかりキンキンに冷やした氷をたくさん入れてくれる=親切なお店だと思ったほうがいいです。タイは暑くてなんでもすぐ腐るので。
ちなみに、氷が苦手な人は「アイスリトル」と言えば、少なめにしてくれますよ。
食事はスプーンとフォークで食べる!箸はない
タイでは、高級店でも屋台でも、右手にスプーン、左手にフォークを持って食事をします。
ここまでは普通なんですが、フォークの使い方がちょっと変わってるんです。フォークで直接差して食べるのではなく、フォークで食べ物をスプーンにのせて食べます。
フルーツを除いて、フォークで食べ物を刺して食べるのは、タイでは子供だけです。フォークは、食べ物が動かないように支えとしてのみ使います。
食事をするとき、絶対に音を立ててはいけない!
日本では、ラーメンやそばを食べるとき「音を立ててすするのが粋」ですよね。
タイでは、音を立てて食べるのはゲップやオナラより下品なこと!!
高級レストランだけでなく、フードコートや屋台でも気をつけたいですね。じゃあ、スープのある麺類はどうやって食べたらいいの?と思われる方は多いでしょう。
スープのある麺類を食べるときは、箸で麺をレンゲにのせて食べます。
直接麺をすすると、ズルズル音がたちやすいです。一旦、レンゲの中でミニラーメンを作って食べるようにしましょう。
日本人はついやりがち‥食器を手で持ってはいけない!
タイでは、食器は机に置いたまま、持たずに食べるのがマナーです。
日本では、ご飯茶わんとか汁ものをいれる器とか、結構口の近くまで持っていっちゃいますよね。スープのある麺類は、つい器を持ち上げてしまいがちなので気をつけて食べましょう。
食べ物にはかじりつかない。スプーンで一口大に切って食べる!
私はいまだについ忘れがちなんですが、タイでは食べ物にかぶりつくのは下品と言われています。
大きな食べ物は、一口大にスプーンで切るのがマナー。
フライドチキンや魚のから揚げ、とうもろこしなども、そのまま食いつかず、少しづつむしって食べなくてはいけません。とはいえ、屋台などではとうもろこしをかぶりつく若者もよく見るんですけどね‥。でも、日本ほど多くは見かけないかな。高級なレストランでは、スプーンを使ってしずしずと切り分けましょう。
料理をシェアするなら、少しずつ取り分けよう!
おかずを数種類シェアするときは、一口分だけを自分の皿に移しましょう。スープなども、初めに全部分けてしまうようなことはしません。
少しずつ、控えめに1人前をよそいます。ただ、食べ放題のお店では山盛りにしたりすることもあるんですよね‥一番いいアドバイスをするなら、「そのときの状況を見ながら判断しましょう」ですw
基本的にはレストランなどでは、控えめの配り方しかしません。
がつがつ大口で食べるのは、超下品!
男性を含め、タイでは食事を少しづつ口に運ぶ人がほとんどです。
大口を開けてガツガツと飲み込むように食べる行為は、「品がない!」と言われちゃいます。
食事中に、食器を重ねてはいけない。相手に失礼!
日本では食事中に、食べ終わった食器を重ねることがありますよね。でも、タイではまだ食べている人がいるときには、食器を重ねてはいけません。
食器を重ねると「この卓では全員が食事を終えた」という意味になってしまうから。
相手が食べているのに、「もう食事終了!私が食べ終えたから!」というのは、あまりに傲慢ですよねw 食器を重ねるときは、一緒に食べている人の食事も終わってからにしましょう。
食事代は目上の人もしくは外人が払う。割り勘はNG。
タイ人は食事のとき、割り勘にはしません。
目上の人やお金がある人、食事に誘った人が支払います。外国人とタイ人の食事では、外国人が支払うことがほとんどです。しかし、会食に招待された場合や地位の高いタイ人との食事では、無理に支払おうとはせずに、お土産やお花を持参しましょう。
「現地の人に食事に誘われたら、彼らの分の食事代を払わされた」と言う旅行者がよくいますが、タイの一般庶民からすればやはり日本人はお金持ちです(;´Д`)
お金を持っている者がお金を払うのは当たり前という感覚なんです。学生がファーストフード店で割り勘をするようなことはあっても、普通の大人ならタイで割り勘はしません。
つい日本と同じ感覚で割り勘をしてしまいがちですが、注意しましょう!
目上の人より先に食べてはいけない
タイでは、目上の人と一緒に食事をするとき、目上の人が食事に手をつけるまで他の人は食べてはいけません。
自分が上位であると思ったら、先にはしを付けましょう。遠慮していると、誰も食べられませんw
左手(不浄の手)は使ってはいけない
最近ではあまり気にされなくなりましたが、やはり左手は不浄の手とされており、タイではトイレで使うものという認識です。
握手するときや人に物を渡すとき、左手はあまり使わないほうがいいです。もしタイの田舎に出かけて、餅米などを手で掴んで食べる機会があったら、右手を使うように気をつけましょう。やはりまだ田舎の方では、左手は不浄の手であるという認識が根強いですからね。
さすが仏教国。国で制定された「禁酒日」がある!
タイの一般的なお酒といえば、シンハビールとメコンウイスキーです。暑いタイでは、ビールに氷を入れて飲むのが一般的なのも面白いところです。
タイの国教は仏教です。仏教に関係する日は、タイ国内全土でお酒の販売が禁止されるだけでなく、禁酒日になっています。普段は、11時から14時まで、17時から24時までの時間帯で、お酒を購入出来ます。
その他、選挙のある時期は、当日とその前日の16時頃からもお酒の販売が禁止となり、禁酒となります。タイ旅行でお酒を楽しみたい人は、タイの禁酒日時についても把握しておくとよいですね。