由比ヶ浜観光をしていたら、2016年9月15日に出来たばかりのフレンチを見つけました。
気さくなシェフとスタッフ、思わずため息が溢れる芸術的な盛り付け、繊細な味。
思わず誰かに教えたくなる、素敵なビストロです。
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Brasserie Gent(ブラッスリーゲント)は、由比ヶ浜駅から徒歩3分
Brasserie Gent(ブラッスリーゲント)は、由比ヶ浜駅から徒歩3分のところにある、フレンチビストロです。
江ノ電で由比ヶ浜駅まで向かいます。ビリジアングリーンのレトロ感が、たまらない!
江ノ電の駅はどこもそうかもしれませんが、由比ヶ浜駅には改札がありません。この黄色いスポットにICカードをかざして、運賃を精算しましょう。
由比ヶ浜駅を出たら、すぐ左手に曲がり、最初の角を右に曲がって直進すると「まつばら庵」という和食屋さんがあります。
この「まつばら庵」も、お蕎麦を中心として創作和食とお酒がすごくおいしいお店です。ここを右手に通り過ぎると、Brasserie Gent(ブラッスリーゲント)があります。
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マットなブラックが目を引く、リゾート風のゴージャスな外観
南国風の植物が、お店のリゾート感を醸し出していますね。
ライトアップがムーディーで美しいです。
ガラス張りなので、厨房の様子が見えますね。白と明るめの木を中心にしたインテリアは、高級感があります。入ってみましょう!
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厨房から元気なあいさつが飛ぶ。優雅なエスコートに、お姫様気分
店内に入ると、踊り場を通って席へ案内されます。
きっちりと白のワイシャツに黒のパンツスーツを着込んだお姉さんにエスコートされ、お姫様気分に。
席に目をやると、ずらりと並んだグラスに灯りが反射して、まるでイルミネーションを見ているよう。
席数はかなり多く、2人掛けのテーブル席が7組、4人掛けのテーブル席が3組ありました。
テラス席ではワンちゃんも同席できるそうで、ランチタイムには周辺にお住まいの由比ヶ浜マダムたちがよくいらっしゃるのだそう。
テラス席は4人掛けテーブル席が4組ほどですね。
シンプルながらに洗練された料理メニュー。お酒の種類が豊富!
さて、早速メニューを見てみましょう。
料理のメニューはシンプルで、前菜もメインもデザートも、この1枚の紙に収められています。
どんなフレンチでも聞く、メジャーな料理ばかりですね。シェフはかなり腕があると見ました( ̄ー ̄)ニヤリ
驚いたのが、お酒の種類がかなり充実していること。ワインリストには、今月おすすめのワインのメモが挟まれています。
シャンパン・スパークリングが紹介された後は…
白ワインが1ページにわたって、ずらりと書かれています。
次のページには、赤ワインの種類がずらり。
もちろん、ワインだけでなく、ビールやカクテルもあります。
お子様や下戸の方も楽しめるように、ソフトドリンクも充実していますね。
ワインは基本的に辛口が多いですね。
私は甘口が好きなので、スタッフの方にお伺いしてみたところ、辛口のなかでもフルーティーな香り、あまり鋭くない口当たりのものを選んでくださいました。
ワインに悩んだら、かなりワインにお詳しいスタッフがいるので、ぜひ声をかけてみてください(●´ω`●)
自分好みのメイン料理が作れる!シェフとの魚・料理法選びが楽しい
Brasserie Gent(ブラッスリーゲント)のイチオシは、新鮮な魚介類なのだそう。
「メインの料理は、お客さんの好みに合わせて作ります」とのことだったので、詳しくお伺いしてみました。
まず、席から厨房へ移動します。(ブレブレですみません…(;´∀`))
厨房前にその日の朝とれたばかりの魚の展示スペースがあり、そこからお客さんが好きな魚を選んで、3種類の調理法(ブイヤベース、オーブン焼き、アクアパッツァ)のどれで料理してもらいたいかオーダーするのだそう。
この写真では、まだ展示途中なので魚の種類は少ないんですが、本来は10〜15種類が並んでいるようです。
魚によってメインの料理の値段が変わるので、この魚だといくらくらい、とかもシェフが教えてくれます。
また、魚の種類によって合う調理法が違うのだそう。この魚はブイヤベースがおすすめですよ、など丁寧に話してくれました。
シェフ曰く「一番おすすめの調理法はブイヤベース。クロダイは1人前なら手頃な大きさ・お値段です!」とのことだったので、クロダイのブイヤベースを注文しました(*‘ω‘ *)
どれも見た目の美しさが超一流!手間のかかった、丁寧な逸品ばかり
まずワインが運ばれてきました。AVEC AMOUR CHARDONNAY(アベック・アムール・シャルドネ)のグラスです。
注いでくださるときに、スタッフの方が美味しく飲むコツを教えてくれました。
[voice icon=”https://namakerie.me/wp-content/uploads/2016/10/kaden_tenin01_man.jpg” name=”名前” type=”l”]手で温めながら飲むと、芳醇な香りがたちのぼりやすいです。よろしければ、右手でグラスを包むようにして飲んでみてください。[/voice]
確かに、最初はかなり冷えていたので辛味を強く感じたんですが、右手で包みながら飲んでいたら、時間がたつごとに果実味が増してきました。面白いなあ。
最初は、パテ・ド・カンパーニュ!Brasserie Gent(ブラッスリーゲント)の名物です。
このお皿の美しさ…壊すのがもったいないです。右下の黒いラインは、バルサミコ酢。パテ・ド・カンパーニュは肉の旨みがぎゅっと凝縮されていて、粒マスタードやバルサミコ酢が合いますね。
赤紫の山は、赤キャベツのザワークラウト。ほどよい酸味に肉の獣臭さが打ち消されます。
次は、鶏レバーパテ。見てください、この可愛さ。
右手に並んでいるのは、ドライいちぢくとオレンジピールです。鶏レバーはふわふわ。全く臭みはありません。
本来、パンは5切れ1セットだそうですが、1切れ100円からでも注文可能なのだそう。
外はカリカリ、中はもっちりふわふわで、これだけで一斤食べつくせそう。熱々なので、小麦の香ばしい香りが立ち昇ってきます。
パンには鶏レバーをつけて食べましたが、レバーの濃厚さがパンで程よく中和されて、永遠に食べられそうでした。オリーブオイルも、癖がないのでパンにつけて食べるには最適。
さて、いよいよメインです!クロダイのブイヤベースです!貝類もたくさん入っていて、かなり豪華。
ブイヤベースは何日間も煮込んだ、お店特製のものだと聞いて期待大ですね。
口に入れてみると、ブイヤベースの味が複雑で驚きます。さまざまな魚介類の旨みがすべて含まれていて、舌が混乱します。贅沢すぎる味です。
クロダイ自体に、もちろん魚の臭みはありません。身は白身でプリッとしています。肉厚です。しっかり食べごたえがありました。
シメは、豚燻製とロースト玉ねぎのトマトソース1/2サイズ。1人前だとちょっと多いかも…と、スタッフの方が心配して、半分のサイズにしてくれました。
玉ねぎが甘い!スモーキーな豚の香りがいいですね。噛みしめると肉の旨みがじゅわっと溢れ出ます。トマトの酸味とチーズの濃厚さが、絶妙。
「1人分だと多いかも…」とかスタッフが度々気をきかせてくれて提案してくれるのが、ありがたかったです。お陰で、「多すぎて残してしまった」とか「食べすぎた」ということがなかったです。
英語が堪能なスタッフばかり。鎌倉の観光情報など豊富な知識に驚く
食事をしていて感じたのは、スタッフの対応力の高さです。
海外のお客さんが多いのか、ほぼ全スタッフが英語での接客ができるようでした。すごい。
また、積極的に話しかけてくれるので、手持ち無沙汰で暇を感じる暇がありませんでした。ホテル並みの接客レベルです。
私が観光で由比ヶ浜に来たと話したら、有名な干物カフェ「カフェヨリドコロ」を教えてくれました。(カフェヨリドコロの体験談は、「江ノ電がすぐそこ!古民家カフェヨリドコロで干物定食を食べよう。」を参考にしてみてください。)
スタッフの皆さんは、観光スポット情報もたくさんご存じですし、明るくて話しやすい方ばかり。洗練された雰囲気は、スタッフの方々の内面から作られているんだなあとしみじみ感じました。
味も盛り付けも雰囲気も、コスパの良い鎌倉フレンチでした!
記念日にも普段使いにもいいお店なので、また来たいです。
皆さんもぜひ足を運んでみてください(●´ω`●)