稲村ヶ崎駅に、鎌倉のいいところをぎゅっと詰め込んだ「干物カフェ」があると聞いて、行ってきました。
スポンサーリンク
カフェヨリドコロは、江ノ島電鉄の稲村ヶ崎駅から徒歩2分
カフェヨリドコロは、江ノ島電鉄の稲村ヶ崎駅から徒歩2分のところにあります。
駅は改札が1つしかないので、アクセス方法はわかりやすいと思います。 稲村ヶ崎駅で電車を下りると、ホームから改札までの間に線路があります。
線路を渡って、改札へ。 江ノ電ではこの黄色い改札がデフォルトのようです。
電車を降りたら、忘れずここにPASMOやSUICAなどICカードをピッとかざしてください。 こんな感じですね。
ICカードではなく乗車券の場合は、右手に駅係員室があるので、そちらに声をかけて切符を切ってもらってください。 改札を出てすぐ右に曲がり、線路に沿って直進すると、赤茶色の建物が見えてきます。 見えた!
スポンサーリンク
大正時代に建てられた古民家をリノベーション。赤茶色の外観が特徴的!
建物は随分古くて、大正時代に建てられたのだそう。
訪問した日はあいにくの雨だったんですが、雨に濡れて趣が増している気がします。 店内に置かれた黒板に、メニューと営業時間が書いてありますね。
朝ごはんとランチタイムの間に2時間、休業時間があります。
カフェヨリドコロを午前中に訪れる方は、要注意です。 メニューの種類が豊富!
朝ごはんはワンコインで食べられるんですね。安いなあ。
カフェヨリドコロは、江ノ電マニアの友人に教えてもらったんですが、干物定食はかなりボリュームがあるのだそう。
スポンサーリンク
明るくさっぱりした雰囲気。江ノ電が目の前を通るカウンター席も。
いざ、入店です!
雨にもかかわらず、店内は人で賑わっています。 お見せに入って右手には、2人掛けのテーブル席が2つと、カウンター席が5席。 テーブル席横の壁には、カフェヨリドコロを中心に鎌倉の名物が描かれた黒板があります。
とってもキュート!つい何か書き足したくなってしまいます…。 カウンター席の前は大きな窓があるんですが、ここからは走る江ノ電が見えます。
窓のすぐ近くを江ノ電が走っていくんですが、江ノ電は走るスピードが遅いからか、カフェの防音設備がしっかりしているのか、全然騒音は聞こえません。
ガタン、ゴトン、と遠くに電車の音が聞こえるくらい。なんだか心音みたいで落ち着きます。 江ノ電は、濃い緑とクリームホワイトのバイカラー。
レトロな外観がとってもキュートですよね。
鉄道オタクでなくとも、つい窓の外を走る電車を見つめてしまいます。 お店に入って左手は、4人掛けのテーブル席が1つと、座敷席(4人掛け)が1つです。
こちらも雰囲気がありますねえ。 私は、お店に入って右手にある、黒板前の席にしました。 厨房付近に置かれている小物たちも気になりつつ、定食を決めます。
干物の種類が多くて悩む。こだわりの卵に期待大!
友人曰く、カフェヨリドコロでは卵にこだわっているそうなので、定食とこだわり卵を頼むことにしました。
干物の種類に悩んだので、店員のお兄さんにおすすめを聞いてみました。
[voice icon=”https://namakerie.me/wp-content/uploads/2016/10/man01_laugh-1.jpg” name=”店員のお兄さん” type=”l”] さば(塩)が一番人気ですね。
あじはかなりポピュラーですよね。
個人的には、さば(みりん)がおすすめですが、さっぱりしたものがいいなら、えぼだい・かます・あかうおはいいと思います。
秋はさんまが旬なので、それも是非食べてみてほしいですね。 [/voice]
おすすめ…ほとんど全部やんけ!!!(;´∀`)
結局、お兄さんおすすめの、さば(みりん)をチョイスしました。 定食だけでなく、お酒やデザートもかなり豊富です。
稲村ヶ崎の夕焼けソーダや海街モヒートって、名前がきれいですよね。飲んでみたいなあ。
厳選日本酒も美味しそう!! カフェタイムには、あんみつやチーズケーキも食べられるみたいですね。迷うなあ。
旅行者にも嬉しい、無料Wi-Fiと電源も使える!
ちなみに、カフェヨリドコロでは無料Wi-Fiも飛んでいました。 SSIDと同じパスワード名なんですね。わかりやすい! Wi-Fiスピードを計測してみましたが、カフェ自体はあまり長居できない雰囲気ですし、重いファイルを送受信するような操作をしなければ十分使える速さですね。 ちなみに自分のWimax2+と比較してみましたが、Wimax2+より随分速いです。負けたー! 電源は、お店に入って右手のテーブル席後ろにあります。2口ですね。
みりんの旨みがきいた鯖と、ぷりぷり濃厚な卵かけご飯が最高
さて、さば(みりん)定食+卵が運ばれてきました!
干物は、カフェの創立メンバーのご両親が鎌倉で何代も続く干物屋さんらしく、そこから仕入れているから美味しさは折り紙つきなのだそう。かなり期待です。 この照りだけで、すでに美味しそう…。
白ごまも、いい感じにかかってます。 うっとりさばを見つめてたら、店員のお兄さんから、「おいしい卵かけご飯の食べ方、ご存知ですか?」と聞かれたので、知らないです!と勢い込んで教えてもらってきました。手順は、以下のとおり。
- 白身と黄身を分ける
- 白身は泡立つくらいしっかり混ぜる
- 泡立てた白身をご飯にかけて、混ぜる
- ご飯のてっぺんをくぼませ、黄身を入れる
- 卵かけご飯の写真を撮る(お兄さんいわく、ココが重要らしい。笑)
- 卵かけご飯専用の醤油をさっとかける
- 黄身を崩して、少しずつご飯と一緒に食べる
お兄さんに教えてもらった通り、やってみます。
まずは白身と黄身をわけて、白身を泡立つくらい混ぜます。これが結構きつい。手が疲れます。
白身ってどろっと塊になってるじゃないですか。あれが、なかなか切れない!気合と根性で混ぜます。 ご飯に白身を混ぜて、黄身を中央にON!卵かけご飯専用の醤油もさっとかけます。
黄身がぷりぷりしてます。まん丸で、お月様みたい。 卵かけご飯専用の醤油は、干物用の醤油よりも甘めなんだそうです。 いざ、黄身を崩して食べてみます。
黄身がめちゃくちゃ濃厚!!そして、白身と混ぜたご飯がふわふわで、黄身とよく合う!絡み合う!
甘めの醤油も、更に食欲を増進させます。私がこれまで食べてた卵かけご飯は何だったんだ…。別格のおいしさです。
卵って、こんなに濃厚で美味しかったんだ…と感激しました。 卵好きには、是非食べてもらいたいです。 さて、いよいよ干物です。
干物用の醤油が机に置いてあるんですが、すでにみりんで味付けされているのでかけなくて良さそうですね。 食べてみると、とにかくさばが肉厚!!
こんなに肉厚な干物、食べたことないです。
ふわふわの身に、ぎゅっと旨みが閉じ込められていて、一口食べるだけで「秋に食べる、脂の乗った魚のおいしさ、芳醇さ」が洪水のように口の中に押し寄せてきます。
圧倒的な満足感。口と食道と胃袋がしあわせでいっぱいです。私、しあわせすぎて死ぬのかもしれない。
白ごまの香ばしさ、大根おろしのさっぱりとした口直しも最高です。
また、大きな骨しかないので取り除きやすいです。私は骨もカリッとして美味しかったので全部食べちゃいましたが。笑 小鉢は、ひじきの煮物とだいこん・人参のなます、お漬物はきゅうりの浅漬けとたくあんでした。
小鉢はどちらもたっぷり量が入っています。小鉢だけでもお腹いっぱいになりそう。笑
お味噌汁も具だくさんで、豚汁っぽいですね。味噌は少し甘め。砂糖っぽい甘さというより、大豆の旨みが強い甘さですね。全体的にやさしい味です。
チーズケーキは芳醇な甘さ。酸味控えめのコーヒーのほろ苦さも絶品!
折角なので、こだわりの卵を使ったチーズケーキとコーヒーもいただきます。
チーズケーキは、かなり甘さ控えめで、固め。
卵とチーズという素材の美味しさを引き出す旨さです。底のタルト地は、ホロホロとした食感でした。
重厚感があって、たまらなく美味い。チーズ好きにこそ、食べてほしいです。
乗っているのはベリー系のジャムでした。ジャム自体も甘さ控えめなので、チーズケーキの味を邪魔せず、引き立ててくれます。 コーヒーは、ツバメコーヒー焙煎所というこだわりの豆を使っているのだそう。
新潟県の燕市にある有名コーヒー店「ツバメコーヒー」の豆を使っているそうで、すっきりした飲みくちだけどずしりと舌に濃厚な味わいが残ります。酸味が少なく、渋みもないです。
ほどよいほろ苦さが、チーズケーキの甘さをリセットしてくれます。
静かな雨音、江ノ電の走るガタンゴトンという音に癒される
すぐ近くを走っているはずなのに、遠い夢のなかで聞いているみたい。
美味しい干物定食でお腹もこころも満たし、ぜひ鎌倉散策してみてください!(●´ω`●)