日本最南端の有人島、波照間島には、幻の泡盛「泡波」があります。
なぜ泡波が「幻」と言われるかというと、地元・波照間島での販売を中心に行っているから。
島の人たちが自分たちが飲む用に限定生産しているので、島外になかなか出てこないんです。
泡盛独特の風味が少なく、さっぱりさわやかな飲み口。
今回は、希少価値の高い「泡波」を、格安で飲む方法をご紹介します。
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オークションで100ml1万円超え!幻の泡盛「泡波」
沖縄と聞いて最初にイメージするものは何でしょうか。白い砂浜、エメラルドグリーンの海。
それもいいけど、沖縄といえば「泡盛」も忘れちゃいけませんよね。
泡盛をつくる酒造所は、沖縄本島以外にもたくさんあります。
しかし、日本最南端の波照間島には「幻の泡盛」をつくる酒造所があるんです。
その泡盛の名前は、「泡波」。
「泡波」は波照間島のみで少数生産される泡盛です。
流通数が少ないため、通常ルートでは手に入りません。
「泡波」を東京で飲む場合、グラスで一杯2,000円ほどの値段だそう。
まるで日本酒のようにすっきりした口当たり、くせのない香り。一度飲んだらやみつきになります。
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希少価値の高い「泡波」ですが、波照間島では格安で大量に出回っています。
なぜなら、泡波は島の人のために作られ、消費されるお酒だから。
波照間島では一般的な泡盛とさして変わらないのです。
そんな「泡波」が、どこで、どれくらいの量を買えるのかご紹介します。
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名石共同売店では100mlボトル(350円)が1人10本まで買える
100mlボトルは、2合瓶(茶瓶)と1升瓶(白瓶)を真似た、2種類のデザインがあります。
透明なのと黒っぽいのです。小さくてかわいいですね。
島の売店ではどこででも「泡波」は買えますが、波照間島小中学校近くの「名石共同売店」が一番本数を多く仕入れています。
[aside type=”warning”]同じ人が日を変えて、もう10本買うのはご法度です。[/aside]
3合瓶以上の大きさの「泡波」が売っていない理由は、島民がお祝い時に飲んで、瓶を再利用するから。
島の外に瓶が出てしまうと、リサイクル出来ませんものね。
だから、「泡波」は、島から外に出て行かないんです。
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超レア!運が良ければ2合瓶が買える
私が今年のオフシーズン(5月末)に波照間島を訪れたときは、運良く2合瓶が買えました!
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どんなタイミングで2合瓶の泡波が売られるのかは、売店の人もあまりよく知らないみたいです。
2合瓶は透明な瓶です。100mlボトルと横に並べてインテリアにしてもかわいいですね。
泡盛の魅力のひとつは、寝かせば寝かすほど素晴らしい古酒に育つことです。
香りは甘くなり、口に含んだときの舌触りはまろやかになります。
その風味の芳醇さは、1853年に琉球国を訪れたペリー一行が、「まるでフランスのブランデーのようだ」と表現したほど。
泡盛は、3年以上熟成させた泡盛が、全量の50%を超えていれば「古酒」と呼ばれます。
そのままでも十分おいしい「泡波」を、あえて3年置いてレア感を楽しむのも良いかも。
島民のお祝い事に呼ばれたら、1升瓶で飲める!
「泡波」の1升瓶は、島の人でもなかなか目にすることはありません。
子供の誕生祝い、米寿などのお祝いの席でしか、「泡波」の1升瓶は出てこないんです。
島の方々と仲良くなって、家族のお祝いに呼ばれるようなことがあれば…もしかしたら見られるかもしれませんね。
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- 100mlボトル(350円)は、名石共同売店で1人10本まで買える
- 2合瓶は、運が良ければ名石共同売店で買える(かも)
- 1升瓶は、島民のお祝いの席でしか飲めない
波照間島のおだやかな気候で飲む「泡波」は、それはもう筆舌に尽くしがたいおいしさです。
まるで日本酒のようにすっきりとした、フルーティーな香り高さ。なめらかな舌触り。
泡盛が苦手だった私ですが、「泡波」を飲んだ時は「こんなおいしい泡盛あるの!?」って衝撃を受けました…。
その上、「ここは天国かな?」と思うくらいの美しい海。
個人的には、海に沈む夕日をながめつつ、「泡波」と波照間島での時間を堪能してほしいです。
波照間島の宿泊施設情報については、以下の記事でまとめています。
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「波照間島にはどんな宿泊施設があるの?」「料金はいくら?」など、いろんなポイントから宿泊施設を調べてみました。
波照間島の宿泊施設をお探しなら、ぜひチェックしてみてくださいね(・∀・)