貧乏は生きる上で全ての敵、というお話です。
売上が落ちてから、創作意欲も落ちた
私はもともと絵を描くとか、文章を書くとか、作陶するとか…ダイナミックに、マイペースに何かを作り上げることが好きでした。
小中高の頃はまだ図工(美術)の授業があったので、もう楽しくて楽しくて仕方なかった。朝から晩までキャンバスや粘土にかじりついていたいくらい大好きでした。
でも、両親に美術の道を断たれ、自分の性格からは一番遠く苦手なことしかない場所で戦うように言われ、それに従い、周りに罵声を何年間も浴びせられ続け、人格を否定され続けた結果、私の心も体も死にました。
うつ病になり、全ての収入源を失い、私に残ったのは「私」という壊れかけの肉の器だけでした。
昔はなんでも作ってみたかった…なんでも描いてみたかった…そんな記憶がものすごく遠くて、眩しく感じられます。
明日の食事や水道光熱費に悩む私にとって、もはや創作意欲などみじんも湧いてきません。
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0から1を生み出す力は、金と自信から生まれる
幼い頃、大人たちから「よくそんなこと思いつくね」とよく褒めそやされました。
当時はこの人たち何を言ってるんだろう?あなたたちだって好きに描けばいいじゃんと思っていましたが、今なら大人たちの気持ちがわかります。
描けないのです。何も思い浮かばない。
一筆目を紙に入れた瞬間から、一気に他人の評価や…あらゆることが気になり怯えるようになりました。
自分だけの世界で私は描くことができなくなり、他人の言動に縛られて私の手はもう自由に動くことができません。
0から1を生み出す力は、明日も今日と同じように自分が必要最低限の生活をしていけるという自信があるから、そして、自分の心が誰にも侵されないという自信があるから生まれるのだと思います。
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お金…どうやって稼いだら?
正直言って、昔は絵や文章や…ものを生み出していられたらもうそれだけで幸せで胸がいっぱいになりました。
でも、今は税金や保険料や…生きるだけであらゆることにお金がかかります。
何かを生み出したいという自信は、腹や心を満たせてこそ生まれてきます。
空腹で、お金に不安がいっぱいな状態で何かを生み出したいという自信はなかなか生まれません。
私は自分が自分でいられる瞬間は、そういう…絵を描いたりしている時、そういうことに没頭している時だと自覚しています。
でも、私には何の後ろ盾もない。
どうやって生きていけばいいのかな。
私が生きているうちに能動的安楽死が合法化されたらいいな、そうすればお金がないことも、創作できないことにも悩まずに済むのにな、と思う今日この頃です。