うつ病でやる気が出ない私を変えた、たった1つのシンプルな方法

うつ病

うつ病患者のほとんどは、いったんうつ病が回復しても、急に抑うつ状態に陥ることがあります。

抑うつ状態を何度も経験すると、患者自身が「そろそろ抑うつ状態になりそうだな」と分かるようになります。(分からない時も当然ありますが)

でも、抑うつ状態になること自体を止めるのは、困難です。

なので、もし気力があれば、抑うつ状態から、少しでも回復する方法を知っていると良いのです。

そこで今回は、私が実践している「抑うつ状態でやる気がなくなった時に実践している回復法」をご紹介します。

スポンサーリンク

うつ病患者のほとんどは、抑うつ状態・回復を何度も経験する

うつ病経験のない方や、うつ病を発症したばかりの方は、「うつ病は、回復したらそのまま一生元気でい続けられる」と思っているでしょう。

でも、これは間違いです。

うつ病は風邪などの病気とは違い、一旦回復したように見えても、何度もぶり返します。

私もうつ病を発症してから2年間、何度も抑うつ状態と回復を繰り返しました。

うつ病は、生育環境を原因として、長年積み重ねてきた自己否定によって起こります。

私の場合は、両親から「勉強ができない子は愛さない」としつけられました。

[kanren postid=”1964″]

ありのままの自分を愛されなかったことを原因に、長年「私には、勉強以外に何も価値はない」と自己否定し続けてきた結果、うつ病を発症しました。

何十年間も自己否定した結果、うつ病は発症します。

なので、ウイルスを殺せば治る風邪のように、すぐには完治しないのです。

なので、うつ病患者は、人生をかけてゆっくり治療する心構えが必要です。

スポンサーリンク

うつ病歴が長いほど、抑うつ状態の予兆に気付きやすくなる

うつ病歴が長くなるほど、抑うつ状態と回復を何度も経験します。

だからこそ、「抑うつ状態に入りそうだな」と気付きやすくなるのです。

私自身は、同年代の人が活躍しているのをテレビや雑誌で見たりとか、前職の同期たちが楽しそうに遊んでいる写真をSNSで見たりすると、圧倒的な劣等感で抑うつ状態になります。

「そんなことで抑うつ状態になるのか」と呆れるかもしれませんが、私の場合はそうなのです。

自分が選ばなかった、選べなかった、輝かしい未来を謳歌している人を見ると、自分の人生なんてこの世に必要ないと思えてくるのです。

しかし、精神状態によっては、見ても平気なこともあるので、難しいのです。

スポンサーリンク

抑うつ状態に入ったら「筋トレをする」

そんな風に、急に抑うつ状態になってしまった時、私はいつも筋トレをしています。

うつ病治療で最も重要なのは、「セロトニンを不足させないこと」です。

セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、十分に満ち足りていると、心身のバランスを安定した状態に保ってくれます。

逆にセロトニンが不足すると、うつ病や不眠症になるのです。

つまり、抑うつ状態=セロトニン不足の状態なのです。

セロトニンを増やすための方法は、30分〜1時間ほど日光を浴びる、人と会話するなどの方法がありますが、最も効率的なのが「筋トレをする」です。

抑うつ状態では、ベッドから出る気力も起きなくなります。

そうなると、新陳代謝が落ち、体内に老廃物が滞るので、体内の機能が全体的に低下します。

また、あれこれと考え込んでストレスも溜まるので、交感神経が優位になり、睡眠が浅くなります。

筋トレをすると、セロトニンの分泌量が増えます。

また、程よい肉体疲労のおかげで、深い睡眠をとることができます。新陳代謝も良くなります。

パーソナルトレーニングジムに予約し、筋トレするのがおすすめ

ただ、抑うつ状態に入ってから筋トレをしようと思っても、なかなか行動できないでしょう。

私自身は、「抑うつ状態に入りそうだな」と思ったら、パーソナルトレーニングをしてくれるジムに予約を入れることにしています。

ジムに行くために、自分を家から出して日光を浴びせ、強制的にトレーナーと話し、筋トレする機会を作っています。

人と会うと思うと緊張して眠れず、徹夜したままジムに行くこともあります。ジムに行ったあとは、疲れてこんこんと眠り続けて、「抑うつ状態の地獄からいつになったら抜け出せるんだろう」とつらくなることもあります。

でも、やっぱり、無理やりにでもジムに行ったほうが、何もしないでズブズブと底なし沼に沈んでいくような気持ちほどまで落ち込むことは、私はないです。

セロトニンを増やす方法は、「パーソナルジムに行って筋トレをする」という行動で、全て網羅できるんです。

なので、1つ1つ方法を試すより、効率的です。

とはいえ、ジムに予約したはいいけれど、やっぱり怖くて、つらくて、しんどくて、外に出られないな…という時もたくさんあります。

そういう時は、家でスクワットをしてみたり、腹筋してみたりしています。

一回でもやってみると、「自分は抑うつ状態から回復するために、努力した」「頑張れた」と自分に胸を張れるのでおすすめです。

もしあなたが、抑うつ状態で何もやる気が起きなくなったら、ぜひ試してみてください。

 

matome2

  • うつ病は、すぐに完治しない。抑うつ状態と回復を何度も繰り返す。
  • うつ病歴が長くなると、抑うつ状態になる予兆が分かるようになる(時もある)
  • やる気を起こすために、セロトニンを増やそう
  • 筋トレしよう
タイトルとURLをコピーしました