寒い日、あなたはさびしくなりませんか。
世界にひとりぼっちな気がして、一人では生きていけないように感じて、心細くなりませんか。
「寒い さびしい」とかって検索しちゃいませんか。
今回は、寒い日に感じがちな「孤独感」を癒やす方法を、うつ病患者としての体験談をまじえつつご紹介します。
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「寒さ=さびしい」と感じるのは当たり前
人間は動物です。
クマが冬になると冬眠したり、オコジョが毛の色を変えるように、人間も気候の変化によって体の内外で変化がおこります。
例えば、寒い季節になると、寒さをしのがなければいけませんよね。
寒さをしのぐため、人間は寒さを感じると身を寄せ合おうとします。
また、冬は夜の時間が長くなりますが、暗さを感じても、寒さを感じた時と同様に、危険や不安を感じて身を寄せ合おうとします。
つまり、寒い上に暗い時間が長い冬に、誰かと身を寄せ合いたくなるのは、生き物として当然なんですね。
また、冬は日照時間が短くなるので、日光を浴びる時間が少なくなります。
日光を浴びることで体内で合成される「セロトニン」という神経伝達物質は、私たちの感情を高揚させてくれます。
ですが、日光を浴びる時間が少ないと、もちろん「セロトニン」を合成できる量も少なくなります。
そうなると、私たちの気持ちは不安定になり、不安や恐怖を感じやすくなってしまうんですね。
なので、「寒い=さびしい・不安だ」と感じるのは、生き物として当然のことなんです。
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うつ病患者は、特にさびしさを感じやすい
「冬にさびしさを感じやすいのは当然」と言いましたが、特に、うつ病患者はそのさびしさを感じやすい傾向があります。
理由は、うつ病患者がそもそも四季に関係なく、孤独感でいっぱいだからです。
その上、気候が不安定になると、普通の人とくらべて何倍・何十倍もさびしさを感じてしまうんですね。
では、なぜうつ病患者は四季に関係なく、孤独感を感じているんでしょうか。
理由は、うつ病患者の「自己評価の低さ」にあります。
うつ病患者は、自己評価がとても低いです。
うつ病になる具体的な理由はさまざまですが、完璧主義すぎるがゆえに自分を追い詰め、誰にも相談できず、すべて悩みを抱え込んで爆発してしまう人がほとんどです。
自分を追い詰めるのは、自己評価が低い証拠なんです。
自分を自分で認めてあげられない、自分のことが好きじゃないから、追い詰めるんですね。
自分のことを愛していたら、自分が壊れるくらいまで自分を追い詰めることはしません。
うつ病患者は自分自身を好きじゃないので、自分で自分が生きている意味を肯定してあげられません。
そうなると、他人に自分の存在を肯定してもらいたがります。
「色んな人に、自分の存在を認めてもらっていなければ意味がない」と考えるのです。
認めてもらう手段は、仕事だったり家事だったり、いろんな手段があります。
だから、仕事や家事に一生懸命になって、自分が擦り切れるくらいやり抜いてしまい、うつ病になってしまうんですね。
「他人に自分の存在を肯定してほしい」と、うつ病患者の心はいつも虚無感・孤独感でいっぱいです。
いつも寂しくて、誰かに「あなたはありのままでいいんだよ」「ありのままのあなたを愛しているよ」と抱きしめて欲しがっているんですね。
そういうわけで、うつ病患者は、健常者に比べるとさびしさを感じやすい性質があるんです。
でも、それは仕方のないことです。
「さびしい」と思う心の動きを事前に止める操作するのは、不可能ですよね。
でも、「さびしい」は「苦しい」です。
孤独で苦しまないためにはどうしたらいいのでしょうか。
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寂しさを解消する方法は3つある
さびしさを解消する方法は3つあります。
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- 孤独こそ「人生の基本」だと思う
- 「つながり」は人だけじゃない
- 「さびしさ」は必ず消える。体感しきろう
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私はひとりでいると、ふと孤独感にさいなまれて胸が苦しくなることがあります。
世界にひとりぼっちで、まわりの人々はみんな楽しそうで、自分だけが孤独なんだと思ってしまうことはよくあります。
このまま死んでしまえたらいいのにと思うことも、稀なことではありません。
そんな時、いつもこの3つの教えを思い出すようにしているんです。
おかげで最近は、「孤独だな、つらいな」と思っても、随分耐えられるようになりました。あまり、さびしさで苦しみを感じないです。
具体的には、以下の記事に解説を書いているので、ぜひ参考にしてみてください。
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さびしいと感じたら、まず「当然だ」と思って対処法を試そう
あなたがふとさびしさを感じたら、まず最初に「さびしいのは当然だ」と思いましょう。
さびしいのはあなたが動物だから、人間だから当たり前なのです。
冬は日照時間が減るし、暗いし、寒いから幸せに感じられなくても仕方ないのです。
そして、対処法3選を試してみるんです。
私はひとりだと感じているけど、私の手や足はベッドの柔らかい布と接しているし、その下には木の床があるし、その下にはあたたかく柔らかい地面があって、上を見上げれば空や、途方もなく遠くまで続いている宇宙があります。
ひとりって、何でしょうか。
この広い世界に、たくさんの生き物がいて、私もそのひとつなのです。
決してひとりではありません。
孤独に感じるのは、冬のせいです。太陽のせいです。気候が寒いからいけないんです。
さびしいなと感じたら、ぜひ試してみてくださいね。