私は学生時代、よく父から「学生時代が人生で一番自由だった、楽しかった」と聞かされました。
一見、父が娘にたいして、人生の先輩として話しているだけに見えるでしょう。でも、父に教育虐待をされ鬱病になり、治り始めた今、やっと分かったんです。
この言葉は、私の人生にかけられた呪いでした。
もしあなたがいつか父や母になるとき、絶対に子供に「学生時代が人生で一番自由だった、楽しかった」なんて言わないでください。
今回は、「学生時代が自由で一番楽しかった」という言葉を言ってはいけない理由と体験談をご紹介します。
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「学生時代が自由で一番楽しかった」って、どんだけ人生下り坂なのよ
父はいつも「学生時代が自由で一番楽しかった」と口癖のように言っていました。「だから、学生時代に好きなことをしないといけない」と。
でも、思うんです。
人生80年もあるのに、学生時代がピークって、あとの60年の人生はどうするんでしょう。
学生時代よりも、それ以外の時間の方が圧倒的に多いのに、それは全部、不自由でつまらない時間なんでしょうか。
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「社会人は自由がない」はウソ。自ら求めて不自由にしてるだけ
また、ネットでもよく見かけるのが「社会人は自由がない」「学生は自由だった」という声。
これも、「社会人は自由がない」という人は、みずから進んで不自由を求めているだけです。
だって、人は誰だって自由です。
会社などなんらかの組織に勤めて定期的に給与を貰うという選択を、自分の判断でしている。いつだって会社なんて辞められる。
誰にも、その人を会社で働かせるように強制することはできません。なのに「自由になりたい」とぼやくのはおかしいですよね。
自由になりたいなら、自由になる決断をすればいいだけです。
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人はいつでも自由だと思えていたら、私はうつ病にならなかった
幼い頃から、父に「学生時代が一番自由で楽しかった」とすりこまれた私は、「学生時代は自由だけど、社会人になったらもう自由じゃないんだ」「社会人は楽しくなくても、我慢しなくちゃいけないんだ」と思い込んでいました。
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父から私への教育虐待の体験談は、以下2記事で詳しく書いています。加害者との戦いの記録です。
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でも、本当は我慢する必要なんてなかったんです。
お局さんからいじめられたら異動願いを出せばよかったし、上司からパワハラされたら言い返すとか辞表を出せばよかった。
でも、社会人は楽しくなくても我慢するものだと思っていました。
世間のいう「入社して3年は勤めないと転職できない」とか、そういう都市伝説も信じ込んで、私はどんどん追い込まれました。そして、うつ病になった。
1年半も寝たきりの生活をして、25歳にして、老人しかならないであろう床ずれに悩まされました。
毎日死にたくて、でも死ぬ勇気がでなくて泣いてばかりでした。
こんなに辛い経験をするならば、我慢なんてしなければよかったんです。
本当は、私はいつだって自由だったのに、自由だと分かっていなかった。
「すべきこと」なんて、人生には1つもない
もしあなたが「学生時代が一番自由で幸せだった」と思っているなら、今すぐ考えを変えてください。
それは、あなたが決断した結果なんです。
あなたは、本当はいつだって自由です。自由になりたいのなら、いつだって、今すぐ決断して自由に戻れるんです。
あなたが責任感を感じて「私がいないと…」と思っていることなんて、大抵誰かが代わりにできます。あなただないとできないことなんて、ないです。(だからといって、あなたに価値がないわけじゃないです。あなたは、生きているだけで価値があります。)
だから、無責任になって大丈夫です。
人生に、「すべきこと」なんて一つもありはしません。
「働かなければいけない」「たくさんお金を稼がなきゃいけない」「美しくなければいけない」「親孝行しないといけない」…それら「すべきこと」は、全部あなたが勝手に作り上げた妄想です。
あなたがこの世に生まれ落ちた時から、本当はあなたは何にも縛られていません。
あなたが勝手にいろんな制限を自分に加えている、そういう決断をしているんです。
「学生時代が一番自由で楽しかった」なんて、言わないでください。
人生80年、今が一番楽しい!と心かあ言える、そんな人生を歩みましょう。
- 「学生時代が一番自由で楽しい」という人は、自分で勝手に不自由な人生を選んでいる
- 「社会人だから自由にはなれない。我慢しないといけない。」はおかしい。人はみんないつも自由だ。
- 人生は80年しかない。今が一番楽しいと思える人生を選択しよう