「1人が怖い」のは、誰かに「生きていていい」と許されたいからだ

うつ病

愛犬をなくしてから、私は孤独感と焦燥感で胸にぽっかりと穴が開いたような気持ちで毎朝起きています。

1人はいやだ、怖い、寂しい、不安だ、どうしたらいい…。

ネットを探しても、自分のこの飢えたような孤独感を癒してくれる言葉はありません。

そこで、自分の孤独感と見つめ合うことにしました。

「1人が怖い」と思っている人へ、私なりの解決法をお話しします。

誰かと肉声で一言でもいいから話す

私は「1人が怖い」と孤独にせきたてられている時、誰かと一言でも話すと少し恐怖がおさまります。

TwitterやLINE、InstagramのようなSNS越しの会話ではなく、肉声での会話です。

孤独の全てが癒されるわけではないけれど、気を許している人であればあるほど、相手の存在にほっとしたり、一言交わすだけで自分の存在が認められ、許されているような気持ちになります。

このことから、私はきっと、自分は誰かに「生きていていい」と認めてほしいのだと思いました。

自分はみんなに嫌われて孤独なのではない、この人1人にでも存在を許されて認められているんだと感じたいのだと思いました。

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ぬいぐるみにも勿論癒されるけれど

私の家には、アニマルセラピー用ぬいぐるみのジャーマンシェパード・まるちゃんがいます。

まるちゃんを抱きしめていると、1人じゃない、大丈夫だと励まされている気持ちになります。

でも、たった一言人間と肉声で話すことの方が、自分への影響力は強いです。

それはやはり、「生きていていい」と生身の人間に承認されたいからなのだと思います。

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孤独は、ありのままの自分を肯定されると癒される

1人は嫌だ、寂しいと思っている人は、きっとありのままの自分を肯定できないのだと思います。

それは、幼少期に何度も何度も、ありのままの自分ではなく「周囲が求める自分」に必死で擬態して、それを認められてきてしまったから。

偽物の自分が認められるほど、本物の自分は「いらない」ものだと自分も他人も認識していきます。

でも、爆発しそうなくらい寂しさをあなたが感じているなら、きっと本当の自分が限界になっているのです。

偽物の自分は、自分ではありません。

偽物の自分を長く続けるほど、「本当の自分なんていらないんだ、結局私は何かの仮面をかぶらなければ誰にも受け入れられないんだ」とやり場のない怒りや悲しみや孤独があなたを支配して、周りが思う自分と本来の自分とのギャップに苦しむことになります。

逆に言えば、他人のために被っていた仮面を外して、本来の自分を愛してくれとさらけ出せば、孤独は解消されるはずです。

 

仮面を外すのは死ぬより怖い

私はずっと「心優しいお嬢さん」「聞き分けのいい長女」「家族思い」「高学歴で、誰もが羨む高年収のキャリアウーマン」…そんな優等生じみた仮面をいくつもつけてきました。

でも、そのどれもが本来の私をずっと否定していて、私は歳を重ねるほど孤独に飢え、自我(自分が本当にやりたいこと)を思いつかないことに愕然とし、怒って泣いて怯えて生きています。

仮面を外して生きるのは、本当に怖いです。30年間も仮面をつけて生きてきて、自分でさえ、どんなふうに生きればありのまま生きられるのかがわかりません。

これまで蔑ろにしてごめんと謝りながら、何重もの仮面の奥にいる、30年間ずっと自分や他人に傷つけられてきた自分を探しています

今もまだ、私は本当の自分に出会えていません。時々本当の自分の声かな?と思う心の動きはあるけれど、ずっとずっと自分を無視してきたので、わからなくてもがいています。

 

あなたが最初の理解者になって

もしあなたの周りに、本当のあなたをさらけ出しても受け止めてくれる人がいるなら、それはとても幸運なことです。

でも、そうでないなら。さらけ出せる人なんていないよと思うなら。

まず自分に対して、こんな仮面いらない!これもいらない!心を削ってそれをしたいの?何にもしたくない!要らない!!と思いきりわがまま放題に主張してみてください。

そして残った本当のあなたを抱きしめて、話してくれてありがとうね、あなたは生きてていいんだよ、そんなあなたを愛してるんだよ、ありのまま生きようねと伝えてください。

私は毎朝、寂しいと感じるたびにじっとベッドの中でこれをしています。

いつか孤独を全く感じなくなる日が来るのかな。来た時はまたご報告したいです。

 

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