酒好きにはたまらない逸品揃いと評判の、旬鮮炭火焼「獺祭」に行ってきました!
食べログTOP5,000に入り、星は3.38というかなり期待できる名店です。
結論を先に言うと、『旬鮮炭火焼「獺祭」では、土鍋ごはんを食え!』。
具体的に、旬鮮炭火焼「獺祭」は何がどう美味しいのか。どんな人におすすめなのか。などなど、詳細にレポートします(・∀・)
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旬鮮炭火焼「獺祭」は、藤沢駅から徒歩3分。場所がちょっと分かりにくく、隠れ家的
旬鮮炭火焼「獺祭」は、藤沢駅から徒歩3分のところにあります。
雑居ビルの1階にあるんですが、入り口がやや奥まっているので分かりにくいかも。
ちなみに、旬鮮炭火焼「獺祭」は、酒好きな店主が「徹底的にお酒好きの視点に立った店を作りたい」と思い、作ったお店だそう。
お店の立地は、隠れ家的なお店のほうが、人で混み合わずに、静かに食事を楽しめていいから?
ここにもお酒好きの視点が生かされてるのかもしれませんね(´∀`*)ウフフ
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ペッパーくんが出迎えてくれる、謎の和食屋さんw
お店の前には、なぜかペッパー君が鎮座していますw
ペッパー君の胸につけられているタブレットをタップすると、獺祭のお店がどうやってできたのか、メニューはどんなものがあるのかを教えてくれますよ。
夜、ペッパー君がいることを知らずに店に向かうとちょっと怖いです(;´Д`)
一瞬、「あれ‥?和食のお店を目指してきたはずなのに、ロボットカフェとかに着ちゃったかな‥?」と焦りますが、
とりあえず、ペッパー君の脇を通り過ぎてお店に向かいましょうw
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店内は小さめ。客層が高いので、若いカップルのデートには不向きかも
店内はかなりこぢんまりとした作りですね。
カウンター席が10席、テーブル席が8席。全部で18席です。
店員さんも、店主の家族が一家でやっているみたいです。
客層ですが、30代後半以降の人ばかりだったので、20代のカップルやご夫婦はやや浮いてしまうかも。
デートというより、既に落ち着いた関係性の男女が訪れるお店という雰囲気でしたね。
お通しの海鮮炭火焼きが、めちゃくちゃ香ばしい!イカがスモーキーで最高!
まず最初に旬鮮炭火焼「獺祭」で度肝を抜かれたのは、このお通し。
海鮮と野菜がてんこ盛りでドドン!と出てくるんです。
お皿に入っているのは、太くぶつ切りにされたイカ4つ、エリンギ1本、約5cm長の長ネギ、約5cm長の赤パプリカスティック2本。
普通に一品料理として1,000円くらい取られそうなくらいのボリュームです。
ひええ‥店長、太っ腹‥(´゚д゚`)
イカや野菜は、七輪で炙って食べるように店員さんから指導を受けます。ふむふむ。
七輪で炙るから、店名である「獺祭」の前に「旬鮮炭火焼」とついているんですね。なるほどなあ。
イカは、しっかり中まで炙った方がおいしかったですね。
なぜなら、炙るほどに、どんどんイカの旨味が外側に出てくるから!
噛むと、中からはとろりとした新鮮な潮の旨味が。
外からは、炙って香り高くなったイカ独特のコクが。
口の中いっぱいに広がります。
火のある時代に、七輪のある時代に生まれてよかった‥。
ありがとう、イカ。
ありがとう、両親。
ありがとう、イカと両親を生んでくれた地球。
野菜も炭のお陰でカリッと外側は香ばしく、中はほっくりさっくりした食感になっていて、たまらん美味しさでした。
お通しのために獺祭に行ってもいいなあと思うくらい!
刺身の盛り合わせは、どれも旨みとコクが強く、臭みはまったくない
刺身はどれも生臭さは皆無!
箸でとってみると分かるんですが、どの種類のお魚も、切り方や炙り方が少しつずつ違うんです。
店主曰く、その魚が一番おいしく食べられるように工夫したらそうなったんだとか。
お刺身をつける醤油も、普通の醤油じゃないんです。
少しみりんのような甘さがあるんですが、人工的な砂糖の甘さはありません。
さとうきびとかの甘さに近いかな。
舌の上でやさしく広がっていく甘さです。黒砂糖っぽい。
さらりと爽やかな醤油なのに、やさしい甘さも後味にあって‥
刺身をつけても、魚自体の味を邪魔しないんです。
これまで食べてきたお刺身は、何だったんだろう?
醤油味に浸しただけの、魚の死体だったんだな‥と呆然としました。
魚って、こんなに上品な一切れになるんだなあと驚きますよ。
26年間生きてきて、一番美味しい刺身でした。
ただただ、こんなにおいしいお刺身に切り分けてくれた店主に感謝です。
牡蠣の唐揚げ、牡蠣は肝みたいにクリーミー!衣はサクフワでスパイシー
牡蠣の唐揚げは、牡蠣がレバーのようにまったり、もったりとしていてクリーミー!
衣は小気味良い、さっくりとした歯ざわりです。
スパイシーな味なので、クリーミーな牡蠣との相乗効果で、どんどん箸が進みます!
イカの酒盗焼き、麹のふんわりした甘みとシソの風味が絶妙
イカの酒盗焼きは、酒飲みにはたまらない一品ですね。
酒盗がじゅわじゅわと熱い瓦の上で焼けていて、シソと食べると、得も言われぬ味わいです。
シソの爽やかさとともに、酒盗のエグみ、イカの濃厚な旨味が、舌に押し寄せてきます。
冷たい日本酒と一緒に、ちびちび食べると最高ですよ。
鮭いくら土鍋ごはん、まるで宝石みたい!出汁のやさしい美味しさがたまらない
そして最後は、「鮭いくら土鍋ごはん」です!
この土鍋を食べるために店に訪れる人も多いんだとか。
獺祭の土鍋ご飯は1時間かけてじっくりと米を炊くので、入店してすぐに食べるかどうか決めなくてはいけません。
土鍋の中には、ぎっしりと詰まったいくら。
まるでルビーみたいにキラキラ光を放っているように見えます。
「ケーキを切るように切り分けてください。かき混ぜる必要はありませんので。」と店員さんに言われたんですが‥
あまりにイクラが美しすぎて、しゃもじを土鍋に入れるのを躊躇します。うう‥もったいない‥。
土鍋ごはんには、お漬物・海苔・ネギと大葉を混ぜたものの3種類の薬味がついてきます。
あとは、お出汁も。
味に飽きたら、これでだし茶漬けにしてねということみたいです。
もちろんそのままでも絶句するくらい美味しいんですが、出汁を入れると更にうまい!
特に、ネギと大葉をまぜた薬味がめちゃくちゃいい仕事をしてくれます。
いくらと鮭のほどよい塩っぱさ、ご飯そのものの甘み・旨味、どちらもを爽やかに引き立ててくれるんです。
また土鍋ごはんだけを食べに行きたいですね‥。
ご飯そのものの美味しさを感じたい、イクラや鮭の美味さを最大限に感じたい方には、ぜひ食べていただきたいです。
藤沢No1のごはんが食べたいなら、旬鮮炭火焼「獺祭」へ
徹底して、お酒好きたちのために作られた逸品料理たち。
新鮮な海鮮物を、繊細な調理でさらに美味しくしてしまう‥店長の技量に感動しました。
店長は元保険屋さんだそうですが、人間は、願い努力すれば何にでもなれるものだなあと、それにも心震えました。
おいしいお刺身、土鍋ごはんを食べたい!という方は、ぜひぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?(・∀・)