歯周病検査をしたら、親知らずが横向きに埋没していることがわかりました。
横向きに生えた歯を放置していると、歯周病や虫歯になるリスクが高くなるので、抜くことを決意!
ほとんど感じなかった抜歯の痛みと、手術前・手術の最中・手術後の注意点についてまとめました。
<抜歯手術の前日>「十分な睡眠をとる」「飲酒しない」
抜歯手術の前日は、十分な睡眠をとり飲酒を控えてください。これは麻酔を効きやすくするためです。
前日飲酒をして寝ると、睡眠不足になります。
睡眠不足で体調が悪いと、痛みを感じやすくなるんです。麻酔注射自体が痛いし、なるべく麻酔は打ちたくないですよね。
<抜歯手術の当日>手術前に、手術手順の説明と麻酔をする
まず手術前に、手術手順の説明を受けます。
手術の何日か前に、歯の状態を診てもらうため来院していました。
その際レントゲンを撮っており、そこで事前に手術内容については説明されていました。
写真のような誓約書も書きます。なので、手術直前の説明はただの手順確認ですね。
1〜2分で終わりました。
私の場合は、
親知らずが埋まっているので、歯茎を切る(2箇所)→歯を引きずり出して割る→切った部分を縫合
※1箇所だと歯を引き出しにくいから
という手術です。
麻酔は、塗る麻酔をつけた後に注射しました。
歯の麻酔注射は、普通の注射よりも痛みを感じやすいそうです。
そのため、まず歯の表面をしびれさせて、針が入る痛みを和らげるんだそう。
注射したのは、親知らずが生えている歯茎の上部と、側面です。3〜4箇所に角度を変えて刺されたと思います。
一気に麻酔薬を注入すると痛みが強く感じられるので、注入速度はかなりゆっくりでした。注射針を刺している途中から、徐々に痺れてきます。
注射後、5分ほどおくと麻酔が効いてきました。注射された部分が痺れて、触れているのはわかるけれど感覚はない不思議な感じです。
この後、口の部分だけ丸く穴が空いたガーゼを顔に被せられます。
何も見えないので、ちょっとドキドキしますね〜。
<手術中>気をつけること3選
1.歯を割るとき、いきなり顎に衝撃が来る
先生に「バキッていうねー」と言われたので覚悟してたら、まさに木が折れるような音が口の奥から聞こえました。まだ硬いままの金太郎飴をおもいっきり噛んだ感じです。
でも、痛みは全然ないです。すごい音がするなあ・・と他人事のように思っていました。(笑)
2.痛みの程度は、すぐ先生に伝える
先生が「ここをこうしたら痛いだろうな」と思っている場所と、私が痛いと思うポイントは、結構違います。
歯を引きずり出している最中、痛みを伝えたら「おかしいな?どこが痛かったんだろ?」と先生が何度か首をかしげていました。
なので、痛い時は痛いとすぐ言うべきです。痛みの程度も伝えられるといいですね。ちょっと痛いとか、かなり痛いとか。
痛みの程度によって麻酔を追加してくれるので、痛みをほとんど感じることなく抜いてもらえます。
[aside type=”warning”]手術を執刀してくれる先生を選べるなら、すぐに「痛い?」と聞いてくれる先生がいいです。
抜歯中は目の前が全く見えません。いきなり痛みがきます。しかもその痛みが、「いいいいい!」と声にならないくらい痛いことが多々あります。
患者さんの反応に敏感に反応してくれる先生の方が、麻酔を増やしてくれたりいろいろ対処してくれます。[/aside]
3.歯の根元を引きずり出すときが一番痛い
私の場合、歯の根元部分が長くてなかなか抜けず、引っ張ってるときに激痛で苦しみました。引っ張られている時間は、0.5秒くらいなんですが。
痛みにうめいたので先生が麻酔を追加してくれ、その後は、少し痛いなと思う程度でした。
麻酔を追加する前は、痛さのあまり、両手を握りしめていました。
体の中心から大事なものが引っこ抜かれる感じです。
痛いし怖いし、抜けた後がまた痛そうで恐怖しかありませんでした。
でも、のたうちまわるような痛みじゃないので、我慢できます。
歯の根元を抜くとき以外は不安にならなくて大丈夫です。
時々先生がぐっと歯を引っ張るとき、歯が「先生、間違えて骨をひっぱってるんじゃないの?」と思うくらい頑固にくっついてて鈍痛が走るんですが、それを鈍痛を3〜4回、激痛を1〜2回ガマンすれば、終わります。
縫うときは全く痛みはありません。抜歯さえ終われば開放される!と思っておきましょう。
歯茎を切った瞬間については、いつ切ったかもわからなかったし、縫われてるときも口の中に糸があるな〜くらいしかわかりませんでした。
麻酔がきいてるので、過剰に痛みを怖がらなくて大丈夫です。
手術後は、気をつけることの説明があります。
抜いた歯も見せてくれて、持って帰りたいと言えば洗浄して袋詰めしてくれますよ。
我ながら、なかなか大ぶりな歯で惚れ惚れしました。(笑)
手術後に気をつけること9選
写真のような、注意の紙がもらえます。内容を書くと
[wc_box color=”secondary” text_align=”left” margin_top=”” margin_bottom=”” class=””]
- うがいをし過ぎないでください
- 患部を気にして、指や舌で傷口をさわらないでください
- 今日は、タバコ、入浴、飲酒、激しい運動は避けてください
- 今日の食事は、患部を刺激しないように注意してください
- 麻酔のため、1〜2時間くらい唇や舌がしびれています。唇をかまないように注意してください。
- 麻酔が切れ、痛みが我慢できない時は抗菌剤、鎮痛剤、腫れ止めの薬など、指示通りに服用してください。(もし薬で副作用がおきたら服用を止めて、直ちに連絡してください。)
- 抜歯後は腫れます。(特に2、3日後)患部を冷やし過ぎないでください。冷やすときは、ぬれタオルを圧迫ぎみに患部にあててください。
- うがいをしすぎると、出血が止まりません。血が止まらない場合は、清潔な脱脂綿やガーゼをしっかりかんで、20分ぐらい様子をみてください。
- それでも、止血しない場合や、痛みが激しい場合は、病院にご連絡ください。
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うがいをし過ぎる、入浴や飲酒をする・・などは、血流をよくしてしまいます。
せっかく止血したのに、血が出てしまうからNGなんですね。また、傷口を舐めると雑菌が入るので絶対しちゃだめです。
患部を冷やすときは、アイスノンとか氷は使わないでください。
抜歯して腫れるのは、体の正常な反応です。それを無理に抑えこもうとすると治癒が遅れるのでやってはいけません。
水道水を含ませて、強めにおしあてましょう。冷やす回数に制限はありません。冷やして気持ちいいなら、その方法で何度もやっていいとのことでした。
あと、手術当日は湯船に浸かれませんが、手術翌日は痛みがなければ入っていいとのことでした。でも、お風呂のお湯が熱すぎると痛みがぶり返すので危険です。
血が止まらない場合は、ガーゼを噛んでくださいと5枚ほど病院でもらいました。が、病院にいた時点で血は止まっていたので、特に使わなかったです。
手術後、食事中以外には痛み・違和感は全くなし
手術後は、しばらく麻酔が効いているので痛みは全くないです。
痺れの違和感があるだけです。抜歯した側の顎に軽めの重りをつけている感じかな。
患部は腫れないし、30分ほどゆるくサイクリングしたんですが熱も出ませんでした。
ただ、麻酔が切れると鈍痛が走るようになりました。ズクンズクンと痛みが響きます。
一番注意してほしいのが、食事です。
手術した側の歯を使わないで食べようと気をつけるんですが、ジリジリと痛みます。
一気に大口で食事をかきこんだり抜歯した側に食べ物やスープが流れ込むと、涙がでるほど痛いです。悶絶します。食欲が失せます。
しかし体は健康なので、柔らかいものを少量しか食べないとなると、お腹がすいちゃいます。
少しずつなら熱いものも硬いものも食べられるので、急がずのんびり食べましょう。
- 手術前日は、よく寝ること。飲酒は禁止。
- 手術当日は、痛みを恐れすぎなくて大丈夫。痛いようなら先生に麻酔を追加してほしいと伝えよう。
- 手術後は、食事に注意。大口で一気にかき込むと、抜歯した時のような鋭い痛みが走ります。