摂食障害を親に告白しました | 教育虐待の末路

うつ病

こんにちは、摂食障害歴10年の私です。

先日、親に摂食障害を告白しました。

両親の教育虐待が原因で摂食障害になり、10年間苦しんできました。私の体験談をご紹介します。

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家庭の雰囲気を壊さないように「良い子」を演じてきた

私は19歳で実家を離れるまで、両親から教育虐待を受けていました。

教育虐待とは、親が、子の望まない過剰な教育を強制することです。

例をあげると

「学校の成績上位者でなければ、両親に口を聞いてもらえない」

「東大・京大・早慶、医学部以外は『努力が足りない』と怒られる」

という、偏見に満ちた「しつけ」が教育虐待です。

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過食嘔吐は親のせいなのに、親に言えない苦しみ

私は、高偏差値の大学へ進学し、大手企業に就職すること以外は無意味だと教育されました。

私は両親の言うとおり勉強し、両親の望む結果を出す「良い子」でした。

これまでの26年間、両親との関係は良好だったと思います。

でも、自分にも両親にも嘘をつき続ける人生はやめます。

私は親の価値観に縛られずに、自由に生きたい。そう思って、過食嘔吐を告白することにしました。

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「過食嘔吐は親のせいだ」と言ったら、逆ギレされた

親に過食嘔吐を告白する時、とにかく怖かったです。

だって、彼らは今まで私の価値観を支配してきた「人生の圧倒的な支配者」だから。

幼い頃、勉強ができないと殴られました。

成績が悪いと、無視されました。

親の前にいると、そういった怖い思い出がフラッシュバックします。

ぶるぶる震える両手を握りしめながら、「10年間も過食嘔吐で苦しんでいる」「過食嘔吐の原因は、両親の過剰な教育」「私に両親の価値観を押し付けないでほしい」「価値観を押し付けられると、過食嘔吐がひどくなる」ということを伝えました。

順序だてて話したつもりでしたが、両親は「全く理解できない」という顔をしていました。

教育虐待の加害者である父は

「こっちは好きに話してるだけなのに、それを『価値観の押し付け』と言われたら、何を話せばいいんだ」

「お前のためを思ってアドバイスしてやったのに、お前が弱いからいけないんだ」

「勝手に悲観的に考えて吐いているくせに、被害者ヅラするな」

と怒っていました。

今まで、父は私の中で絶対的な権力者でした。父の価値観に、逆らうことが怖かった。

でも、このやり取りで、「この人は『育ててやったことに感謝しろ』『お前の価値観なんてどうでもいい。勉強できないお前を評価しないで何が悪い』と開き直ってる」「この人とは一生分かり合えない」と諦めがつきました。

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摂食障害の原因は、だいたい親。親は変わらない、自分が変わるしかない

摂食障害の原因は、ほとんどが親との関係だといいます。

でも親は、子供がどれだけ「私はあなたの行動・言動に被害を受けている」と伝えても、変わりません。

大抵、親は子供を未熟だと軽んじているし、自分の生き方は正しいと信じ込んでいます。

今回、私は両親に摂食障害であることを告白しました。「親のせいで苦しんでいると伝えれば変わってくれるかも」という淡い期待が打ち砕かれ、ショックでした。

でも、告白して「親が変わることを期待してはいけない」ことが分かりました。私が変わるしかないんです。

そんな親に振り回されない自分に、なるしかありません。

 

過食嘔吐を告白して嫌がられるなら、あなたは今すぐ親を捨てるべき

「親に摂食障害だと告白したら、どんな反応をされるかわからない。怖い。」という人は多いです。

でも、本当に心から親があなたを愛していれば、あなたがどんな病であろうと慰め、包み込んでくれるはずです。

過食嘔吐だと告白した途端、行動や言動を変えるのならば、親はあなたを愛していないんです。

こういう風に「勉強しないと愛さない」「過食嘔吐なら愛さない」など、愛するために条件をつけることを「条件付きの愛情」と言います。

親は私自身を愛しているのではなく「条件を満たした人」を愛しているだけなんです。そんな愛情、いらないですよね。

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親なんて、血の繋がった赤の他人。期待するな。

親という血のつながりを意識するからこそ、あなたは期待すると思います。

「親のせいで摂食障害になっていると告白したら、もしかしたら変わってくれるかも」

「ありのままの私を愛してくれるかも」

でも、親なんて、血がつながっているだけの赤の他人です。親は変わりません。

摂食障害で苦しんでいるあなた、どうか強くなってください。

親に縛られた価値観を捨て、あなたのありのままの価値観で生きてください。

その姿を見て愛してくれる誰かが、必ずいます。

その誰かを見つけられたら、あなたは摂食障害の苦しみを抜けられるはずです。

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