うつ病の恋愛事情:うつ病の恋人と上手に付き合う方法3選

こんにちは。うつ病を発症して早3年、私(@namakerie)です。

恋人がうつ病になってしまった、実はうつ病を闘病中だと打ち明けられた…そんなあなたに、「うつ病の恋人と上手に付き合う方法3選」をご紹介します。

うつ病を闘病しつつ同棲していた私の体験談もまじえて、お話していきます。

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うつ病患者の恋愛ってどんな感じなの?

うつ病患者の恋愛における特徴といえば、「モテる人が多い」です。

なぜなら、うつ病になりやすい人の特徴は

  • 協調性があり、気配りができる(八方美人)
  • お人好しで心優しい
  • 繊細
  • 完璧主義で責任感が強い

つまり、責任感のある、優しい人が多いんですね。

お人好しで優しいので、彼らのまわりには人がひっきりなしに集まってきます。

責任感が強いのでよく世話を焼き、それがきっかけで恋愛に発展することも多々。

そういうわけで、うつ病患者はよくモテます。

人たらしで、よくモテて、恋愛には何不自由ないように見えるうつ病患者。

ですが、うつ病患者は一見普通に生活しているように見えても、心に大きな問題を抱えていることが多いです。

うつ病とは、心優しい人が一生懸命努力したのに報われず「もう死んでしまいたい」と無気力になった時にあらわれる病気です。

恋愛している時も、普通に生活している時も、表面上は何事もなく楽しそうにしていても、心の中はずっとこの無気力感に苛まれています。

うつ病患者
なぜ生きているんだろう
うつ病患者
こんなバカみたいに笑って、ムダな時間を過ごして…早く死んでしまいたい

あなたとデートをしていても、実はそんなことばかりを考えています。

顔には笑顔を貼り付けていても、心の中ではずっと自分を責めて、自殺したいとばかり考えているんです。

でも、うつ病患者の心の中なんて、普通の人はわかりません。

しかも、うつ病患者は自分のことで他人を煩わせることを極端に嫌うので、つらいと思っていても他人になかなか相談できません。

では、そんなうつ病患者と上手に付き合うにはどうしたらいいのか?

うつ病の恋人とどう接すればいいのか、経験談をまじえながら教えましょう。

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① 抑鬱状態の恋人を、心配しすぎないで

ひどい抑うつ状態の時、恋人はきっとベッドから起き上がることができないでしょう。

お風呂にも入れない、一日中ぼーっとしている、食事も摂らない…そんな様子を見たら、何か手を出したくなるかもしれません。

でも、こんな状態のうつ病患者にしてはいけないことが2つあります。

  1. 「一緒にうつ病を治そう」と積極的に治療に関わる
  2. 何かにつけて過保護に接する。「大丈夫?」と手を貸しすぎる。

1.「一緒にうつ病を治そう」と積極的に治療に関わる

うつ病患者は、自分自身でもよくなろうと必死で考えています。でも、体が動かないのです。

そして、そんな自分をひどく責めています。

「ひとりでは何もできない自分」を、恥ずかしく、消えてしまいたい、死んでしまいたいとさえ思っています。

なので、そんな時に「一緒にうつ病を治そう」「手伝うから」と言われると、「あなたはひとりじゃ何もできないのね」と責められているように感じるんです。

うつ病患者に、積極的に関わるのはやめてください。

あなたが恋人に「◯◯をしよう」と提案するほど、彼・彼女たちは「◯◯をしろ」と責められているように感じるのです。

また、うつ病は、過去の自分と今の自分の戦いでもあります。

過去に囚われた自分を救い出したくて、今の自分が必死で戦っているんです。

なので、うつ病患者の心の中の問題なので、素人の他人が介入してはいけないんです。

うつ病患者の心に立ち入れるのは、専門知識を持った精神科医のみです。

あなたが「なんとかしてあげたい」と、付け焼き刃の知識でうつ病患者に働きかければ、むしろ害悪になってしまうでしょう。

あなたが本当に恋人を愛しているなら、抑うつ状態の時には必ず恋人をほおっておいてあげてください。

2.何かにつけて過保護に接する。「大丈夫?」と手を貸しすぎる。

また、何かにつけて過保護に接するのもやめてください。

うつ病患者は、ずっと過去にとらわれています。

自分を含め、自分をこんな状態にした人たち、環境のすべてに怒りを抱いています。

なので、「大丈夫?」と心配されるほどに

「俺・私のこと何も知らないくせに、全部を受け止める覚悟なんてないくせに、形だけの同情なんていらない!どっかいってよ!」

と、怒りが爆発するんです。

今まで我慢していたぶん、すさまじい怒りが噴出します。

あなたは、恋人に対して何かをしようと積極的に行動を促したり、過度に心配しなくていいんです。

恋人を馬鹿にせず、ただ優しく、相手の好きなように行動したり発言させてあげてください。

そうすれば、恋人は落ち着いて楽しく日々を過ごせるでしょう。

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② あなたのストレスを押し付けないで

うつ病患者は、自分よりも他人を優先させる心優しい人が多いです。

なので、うつ病患者のまわりには、その優しさを貪りたい人が群がってきがち。

「癒やしてほしい」

「毎日頑張ってるのに、誰も認めてくれない!疲れた!」

そうやって、「頑張ったね」「えらいね」と褒められたがる、自己承認欲求の強い人ばかりがうつ病患者のまわりに近寄ってくるのです。

ですが、うつ病患者自身こそ、誰よりも「偉かったね」「頑張ったね」と言われたがっているんです。

うつ病患者は、常に過去に生きています。

今を生きているように見えて、心の中ではずっと辛い過去を何度も反芻しています。

どんなことをしていても、脳内では、うつ病になったきっかけの出来事ばかりを思い出して、悶々としているんです。

つまり、うつ病患者は、常にうつ病を発症した時と同じ、ストレスフルな状態にあるということです。

本当は誰かに「頑張ってるね」「偉いね」と癒やされたい。褒められたい。

でも、自分を認めてなんて言うのは子供みたいで恥ずかしい。

相手が疲れているんだから、そちらを優先して癒やしてあげなくてはいけない。

そんな風に思って、恋人はいつも無理していると思ってください。

口では「全然平気だよ」「いつでも頼って」と言うかもしれませんが、真に受けないでください。

彼・彼女たちは、無理することには慣れています。

だから「大丈夫」と言うのです。

でも、彼・彼女たちの「大丈夫」は、真実ではないんです。

彼・彼女たちは、大丈夫、大丈夫…と自分に言い聞かせているだけで、本当は大丈夫なんかじゃない。

大丈夫と言えなくなった時は、彼・彼女たちが自殺を選ぶ時です。

あなたがどんなに仕事で疲れていても、そのストレスを決して恋人にぶつけないでください。

恋人は、常にうつ病発症時のストレスにさらされているんですから。

愛しているなら、お互いの体と心をいたわりましょう。

今日もがんばったね、とお互いに言い合って、抱きしめ合いましょう。

どちらかが一方的に甘える、頼るような関係は今日でやめにしてください。

③ あなたの理想の行動・言動を強要しないで

男性も女性も、多くの人が「理想の恋人像」というものを持っています。

男性
顔は新垣結衣ちゃんみたいにかわいくて、家事ができて、特に料理が得意で、胸は大きくて、肌は白い方がいい!
女性
身長は180cm以上で、痩せていて、顔は坂口健太郎くんみたいな塩顔系で、年収は1,000万円以上じゃなきゃいや!

例えば「家事をやってほしい」「痩せてほしい」などの一部の条件は、恋人にお願いしたことがある人は多いのではないでしょうか。

でも、もしあなたの恋人がうつ病患者なら、たった1つであっても「こうしてほしい」「こういう恋人になってほしい」とお願いするのはやめてください。

うつ病患者は、常に「何かをやらなくてはいけないのにできていない」「自分は不完全だ」という意識に苛まれています。

特に、うつ病患者は完璧主義な人が多いので、自分のできていないことにばかり意識がいきがちです。

絵を描くのがとても上手なのに、数学が人並みにしかできないことをひどく気にしていたり、プログラミングが得意なのに、料理ができないことを異常に恥ずかしがったり。

なので、もし恋人に「こんな恋人になってほしい」と言われたら、うつ病患者は必死で努力するでしょう。

あなたは、理想の恋人を手に入れ、満足するかもしれません。

でも、うつ病の恋人は、「努力し続けなければ、自分は受け入れられないのだ」「本当の自分では愛してもらえないのだ」と思い、悲観し、遅かれ早かれ、自殺の道を選ぶことになります。

うつ病患者の恋人に、何か言いたくなることがあるかもしれません。

でもそれは、彼・彼女の病気が治ってからにしてあげてください。

もしそれが待てないなら、今すぐ彼・彼女と別れたほうがいいです。

あなたは、あなたの発言がきっかけで彼・彼女が死ぬリスクを背負えるでしょうか。

あなたの今後の人生に、ずっとその負い目はついて回るでしょう。

だから、うつ病の恋人には、あなたの理想を押し付けるようなこと絶対にしないでください。

また、恋人の調子がいい時に「そんなに元気なら、いつも頑張ればいいのに」「◯◯してよ」と発破をかけたりするのもやめましょう。

抑うつ状態には、波があります。

普段は元気に見えても、急に過食嘔吐をし始めたり自傷行為をし始めることは多いです。実際、私自身はそうです。

なので、元気そうに見えても、心の中ではずっとうつ病発症時のことを思い出しては自分や周囲を責め続けているんです。

うつ病を軽んじたり、「元気な時に一言言っておこう」と考えるのはやめてください。

あなたが思う「理想の恋人」像を押し付けず、目の前でうつ病と戦っている恋人を見守ってあげてください。

言動や行動を指図せずに、優しく見守ってほしい

私はうつ病で闘病中、同棲をしていました。

当時の私は、歴代の彼氏たちの「こんな恋人になってほしい」という要望に応えるばかりの恋愛をしてきて、彼に対しても疑心暗鬼になっていました。

彼は私に何を強制するわけでもなく、自然体で接しつつ、でも、つらいと泣いたら抱きしめてくれるような人でした。

でも、ずっと心の中では疑っていたんです。

どうせいずれ「こんな女性がいい」と私に要求し始めるんでしょ
だらけるなと怒ったり、こうしろと指図するんでしょ。これまでの恋人たちみたいに!

でも、彼はそうしなかった。

ありのままの私を、ただ「愛している」と言って受け入れてくれました。

結局その彼とは別れてしまいましたが、彼のおかげで、私の抑うつ状態はかなり改善しました。

なにより、私は彼のおかげで「ありのままの自分でも愛される」ことを、人生で初めて経験したのです。

自分の家族にでさえ「勉強しなければ愛さない」と言われ続けたのに、彼は一生懸命に私を愛してくれました。今も心から感謝しています。

あなたが今うつ病の恋人との付き合い方に悩んでいるなら、どうか、ありのままの彼・彼女を愛してあげてください。

彼・彼女にもたくさんいたらないところはあると思います。

毎日だらだらして、なまけた生活をしているように感じるかもしれません。

でも、どうか、彼・彼女の心の葛藤を分かってあげてください。

カウンセリングに行きたくないのは、だらけたいからではありません。怖いからです。

今まで必死で我慢していたつらいことを、こじ開けられるのが怖いのです。

一日中ベッドでだらけているのは、怠け者だからではありません。死にたいのに体が動かないのです。

自分で自分を殺すのさえおこがましいと感じているのです。辛くて、体が動かないのです。

うつ病の恋人とのお付き合いは、難しいと感じることもあるかもしれません。

でも、うつ病の恋人は、誰よりも優しく、繊細で、あなたの心の機微を分かってあげられます。

あなたは、そんな心のやさしい、美しい彼・彼女を愛したのではないでしょうか。

うつ病の恋人との付き合い方に悩んだら、この記事を読み返してみてください。

あなたとあなたの恋人が、どうか心穏やかに日々を過ごせますように。