トマトスープ「ダンピアのおいしい冒険」シリーズを読みました!
登場人物とあらすじ、どんな人にオススメなのかなど、ネタバレ感想とともにがっつりご紹介します!☺️✨
登場人物とあらすじ
<あらすじ>
僕は知りたい、世界の全てを。
17世紀、英国公認の海賊船に博識かつ好奇心旺盛な探検家・ダンピアも乗船した─。
未知の世界を食べて調べる、実在の人物と史実をもとにした海洋冒険飯漫画!
こんな人におすすめ
- 17世紀のイギリス・スペインのバチバチ火花散らすさまを見たい!🔥
- 海賊の荒々しい日常を体感したい☠️
- 未知の生物・植物に出会いたい!🥺
ネタバレ感想
1巻
人食いサメにトド、椰子のキャベツのスープ…前者2つは生臭そうでしたが、最後のキャベツのスープは食べてみたいです。
繊細なカウリーさんの気苦労が伝わってきます。ダンピアは怖いもの知らずですね。
「壊血病はイグアナを食べれば治る」ってすごい治療法だ…!
料理は珍しくて面白いし、世界史を楽しく学べるし、一家に常備しておきたいシリーズです。子供の頃にこの本に出会っていれば、世界史をもっと楽しく勉強できたはず!
糞真面目そうなカウリーさんが未踏の島に自分の名前をつけていたところにかわいさを感じましたw
プランテイン、めちゃくちゃ美味しそうです。バナナみたいだなと思ったけれど、パンとかバターに近い食べ物なんですね。不思議だなあ。一度は食べてみたいです。
両足を火傷しただけで切ろうとするなんて、すさまじい医療方法だ…。
フォークを「狭いところのゴミを取るのに便利そう」って言ってるダンピアに笑いましたw
クックが死ぬなんて…。
カウリーがイートンに怪しまれてるのが不穏ですね。
2巻
「瀉血は万能治療法」にゾッとしました。すごい時代があったものだなあ。
ココヤシのワイン、トディーめっちゃ美味しそう!
ダンピア、大学に行きたかったのに両親が早くに亡くなったから諦めざるを得なかったんですね…大変な半生だったんだな…。
蛆虫の沸いたパンを食べなければいけない状態…あまりにもひどい…。
ダンピアの唯一の理解者リングローズ、死んでしまうのだろうか…怖い…。
3巻
リングローズがチャペルを殺したくだりには涙してしまいました。リングローズはただ知識を得たかっただけなのに、人としての道を外れたくない生き方をしたかっただけなのに、どうしてこんなに彼が苦しまなくてはいけないのか…。
そして、スペイン人や英国人によるインディアン、黒人たちの奴隷化、人種差別に吐き気がします。
ここまでの道のりはたくさんの…一人一人は取るに足りなくても誰かが開いてきた確かな航路
それを君は全部…全部投げ出す気か!南方大陸のこともそんなに簡単に諦められるのか!?
そんなに小さいものなのか?世界って……
もし君が罰を受けるって言うならわかるでしょ。僕たちの中で1番最後さ。それまで進もうよ。一緒に行こうよリングローズ 南方大陸へ
感動しました…罪の意識に苛まれるリングローズをダンピアが愛の一喝。2人で知の果てを目指そうと手を差し伸べる姿に涙が止まりませんでした。これこそ真の友だ。
スペインのアルマダとの戦いはドキドキしました…!みんな無事でよかった。
ギニア虫にはゾッとしました…ウェェ…体の中で交尾して皮膚を突き破って出てくるなんて気持ち悪い…。
プリックリー・ペアで尿が赤くなる話にはクスリと笑ってしまいました。
みんなスワン船長とデーヴィス船長、どちらについていくんでしょう…。
まとめ
史実を元にしているとは思えないほど奇想天外な物語です。登場する植物も人物も出来事も驚きに溢れていて、毎ページめくるたびにドキドキワクワクさせられます。
3巻の終わりでダンピアとリングローズが違う道を選ぶという予告が出てたので、なんだか切ないです。2人は唯一無二の親友だから…。
特に、海賊にも関わらず積極的に人助けをするリングローズには幸せになってほしいです。
4巻が楽しみ!!