もう退屈とはサヨナラ!つまらない毎日を解消する方法

心理学

人生がつまらない、退屈だ、孤独だと感じることはありませんか?

誰もが一度は感じたことがある、この「退屈だ」「つまらない」という感情をテーマにした非常に興味深い著書を見つけたのでご紹介します。

米国の有名セラピストであるチャック・スペザーノ博士の著書「傷つくならば、それは「愛」ではない」です。

この本では退屈だ」「つまらない」という感情がなぜ起こるのか、どうしたら効果的に解消できるのかが紹介されています。

自分はいつも充実しているし、退屈さとは無縁だと思っている人にこそ読んでほしい名著です。

以下では、著書の一部を抜粋しながらご紹介していきます。

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退屈を癒す方法は、「 感情をさらけだす」こと

退屈だ、つまらないと感じるのは、ほかのあらゆる感情と同じように、あなた自身に直接の原因があります。

あなたが遠慮して口に出していないことは何でしょうか。

どんなリスクを怖れているのですか。いま、何をがまんしているのでしょう。

表現するのをためらっているのはどんなことでしょうか。

自分をさらけだすのがこわくて言えなかったことを相手にコミュニケーションしたとき、いきいきとした感覚がよみがえり、新しい感情のエネルギーが生まれます。

逆に言えば、あなたは何かの感情を押さえつけているから、感情が死んでしまって「退屈だ」「つまらない」と感じているのです。

もしこれを言ったら関係がこわれてしまうと思っていることを、家族や恋人・職場や学校の上司や友人たちに伝えたとしましょう。

すると何が起こると思いますか。

実際には、いままでそれをコミュニケーションしてこなかったために、かえって相手とのあいだに距離ができて、その関係がこわれはじめていたことに気がつくのです。

 

例えば、「今さら指摘するのも面倒だ」と思って放置している、恋人・配偶者の不快な行動があるとします。

濡れたタオルをカーペットの上に置きっぱなしにしているとか、便座を上げたままにしているとか。

心の奥ではイヤだと思っているのに、そんなことをいちいち指摘していたら喧嘩になりそうだから言わない…でもイライラする…

そう思いながら接している間は、イライラしている対象との心の距離は離れていくばかりです。

一見、おたがいに争いを起こさないように我慢していて、平和なように見えます。

でも、それは見せかけの関係でしかないことにあなたは気づいています。

あなたが自分の怒りにフタをしようとするほど、あなたの心は相手から離れていきます。

そして、あなたは全力でその怒りを押さえつけようとするあまり、他の楽しいことには目がいかなくなって、「つまらない」「退屈だ」と感じるようになってしまうのです。

本当は、あなたの周りにはあなたが楽しいと感じることがたくさん落ちているのに。

あなたは見せかけの平和を作るために、一生懸命、自分の感情を押し殺しています。

でも、その努力を少し違う方向に向けてみませんか。

今のあなたの努力は、退屈な日々を自分に与え、大切だと思っていた相手との関係さえも積極的に壊そうと努力していることと同義です。

あなたのこれまでの努力を、感情をさらけだすという方向へ変えてみてください。

 

 

退屈だと感じるのは、感情をリスクにさらしていないから

退屈さやつまらなさを癒すには、すすんで自分の感情をリスクにさらす必要があります。

あなたが押さえつけてきた感情を、表現する必要があるのです。

イヤなことはイヤだ、嬉しいときは嬉しいとはっきり表現するのです。

 

「私がこんな表現をしたら、誰かに迷惑がかかるかもしれない」とあなたは不安に思うかもしれません。

では、あなたは一度きりの人生を、誰かの目ばかりを気にして生きるのでしょうか。

誰もあなたの人生には責任をとってくれません。

みんな、あなたの行動に好き勝手、口出し手出しするけれど、誰も責任は取ってくれないのです。

あなたがどれだけ周りの言いなりになって貧乏になろうと、不幸になろうと、あなたに口出ししていた人たちは「あなたの人生なんだから、私は責任取れないわ」とそっぽを向くはずです。

あなたの人生に責任を取ってくれない人の言葉や行動を、あなたは大切にすべきだと思いますか?

無責任な人たちの言葉や行動にふりまわされるよりも、自分の頭で考えて、素直に自分の思いを伝える人生のほうがよっぽど後悔しないはずです。

 

感情にフタをして押さえつけたままでは、あなたはずっと「退屈」で「つまらない」人生を生き続けることになります。

自分の経験に責任をもち、必要なことにはすべて取り組み、他人へ心を開きましょう。

 

 

感情を出そう、退屈さから抜け出そう

あなたがいままで言わずに抑えてきたことは何ですか。

今日は、それを相手にコミュニケーションしましょう。

あなたも相手も、自分の言うことを十分聞いてもらえたと感じるまで、コミュニケーションを続けてください。

そして、おたがいが納得し、いっしょに前に進んでいると感じられるところまで到達しましょう。

コミュニケーションが終わった後、あなたはすっかり退屈という感情を忘れているはずです。

もしまだすっきりしないのなら、まだあなたには押さえつけている感情があるということ。

人生は一度きりです。

あなたの大切な人生を思いっきり謳歌するために、あなたの感情を大切にしましょう。

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