うつ病で休職は、恥ずかしい、情けない‥そんな意見はクソ食らえだ!

うつ病

うつ病で休職中、私は両親から「なまけもの」「恥ずかしい」と罵倒された経験があります。

親の操り人形だった私にとって、それは大きなショックであり、縁を切ろうと決意したきっかけでもありました。

今回は、「うつ病で休職するのは恥ずかしいこと」「休職は、甘え・なまけもの」という人へ、患者の赤裸々な思いを伝えたいと思います。

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うつ病で休職中、家族から「寝てばかり」と批判された

うつ病で休職中、私は1年間ほど実家に帰っていました。

抑うつ状態を発症してからは、何もできない日々でした。

食べるのも、排泄するのも面倒くさい。生きていたくない。

そんな私を家族が見かねて、東京に住んでいた私を、地方にある実家に連れ戻したんです。

ですが、実家で過ごした日々は地獄でした。

最初は家族も、ただただ、体調を心配してくれたんです。

でも、2週間ほど経つと、どんどん私への扱いはひどくなっていきました。

私が床に臥せっている間、毎日隣の部屋で両親の声がするんです。

[voice icon=”https://namakerie.me/wp-content/uploads/2017/04/shinpai_obasan.png” name=”母” type=”l”]うつ病なんかになって、恥ずかしい[/voice]

[voice icon=https://namakerie.me/wp-content/uploads/2017/04/gakkari_tameiki_woman.png”” name=”妹” type=”l”]甘えてるのよ。根性がないのね。親族にどんな顔向けしたらいいんだろう。[/voice]

[voice icon=”https://namakerie.me/wp-content/uploads/2017/04/shinpai_ojiisan.png” name=”父” type=”l”]あいつは医者にもなれない出来損ないなのに、更に私を辱めるのか[/voice]

[aside type=”normal”]私の親族は医師ばかりなので、私も医者になることを両親、特に父親に強要されていました[/aside]

心はどんどん死んでいきました。

唯一、頼れると思っていた家族からさえこんな風に言われるんだ。

両親だけは愛してくれるなんて、なんでそんなことを思っていたんだろう。

私はいらない人間なんだ。なぜ早く死ななかったんだろう。

うつ病なんかになる、弱い私は死んだほうが良いんだ。

熱い涙がほおに流れて、枕にたくさん染み込んでいきました。

両親の心無い言葉を思い出して、何日も眠れなかったことを思い出します。

包丁を手に何度も死のうと思いました。

でも、そんな勇気さえないのです。

ずっと床に臥せっていた私の筋肉は衰え、腕に包丁を突き立てるだけの力さえありませんでした。

誰か、誰か救ってほしい。

「あなたは生きていていい」と、誰かひとりでも私の存在を肯定してほしい。

当時、「これでうつ病が治るよ」と変なツボを売られたとしたら、すぐに私は買っていたと思います。

それくらい、何かにすがりたくて、愛に飢えていました。

家族からの心無い言葉は、想像以上に私を苦しめることになります。

うつ病を発症してから1年半もの間、寝たきり生活を強いられることになりました。

わずかな食事を食べ、排泄するだけの、モルモットのような生活でした。

誰とも会わず、家族とさえ話さず、苦しみという感情以外忘れた、でくのぼう。

それが、当時の私だった。

思い出すだけで、苦しさが胸にせりあがってきて、目頭が熱くなります。

もしかしたら、うつ病になってすぐに実家に帰っていなければ、こんなに長くうつ病で苦しむことはなかったかもしれません。

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「うつ病なんて情けない、恥ずかしい」という言葉で、絶縁を決意

両親、特に父からはひどい言葉をたくさん浴びせかけられました。

母に愚痴をこぼすだけでは飽き足らなかったのでしょう。

私の気分がいい時、外へ散歩にでかけることがありました。

でも、私にはお化粧をしたり、髪を整える気持ちの余裕なんてありません。

そんな私を見て、父はいつも吐き捨てるように言っていました。

[voice icon=”https://namakerie.me/wp-content/uploads/2017/04/ojisan1_angry.png” name=”父” type=”l”]ズル休みだな。あれは。呆けたふりをして、甘えてるんだ。[/voice]

[voice icon=”https://namakerie.me/wp-content/uploads/2017/04/ojisan1_angry.png” name=”父” type=”l”]目障りだ。外に出すな。[/voice]

祖父母たちに、私がうつ病になったと話したときのこと、私は一生忘れません。

父は、私のことをこう言ったんです。

[voice icon=”https://namakerie.me/wp-content/uploads/2017/04/ojisan1_angry.png” name=”父” type=”l”]あの子は、心が弱くて出来損ないだからうつ病になったんだ。[/voice]

一生あの言葉を忘れることはないでしょう。

カウンセリングを重ねるうちに、うつ病の原因を作ったのは両親(特に父親)だということは分かっていました。

でも、やはり自分を産み育ててくれた両親と縁を切れなかった。

ずっと悩んでいましたが、私を人とも思っていない発言を聞いてはっきり思ったんです。

「こいつらは、私の親なんかじゃない。人を生ゴミくらいにしか思っていない、人間のクズだ!」と。

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うつ病の苦しみを癒やすのは、休むこと

うつ病の苦しみは、本人にしかわかりません。

経験したことの無い人は、たとえ親であっても心無い言葉をかけてくるものです。

もしあなたがうつ病で休職したいと言った時に、

「甘え」「恥ずかしい」「情けない」

なんて言葉をかけてくるやつには、心の中でこう思いましょう。

外野がうるせーよ!!何も知らないくせに、黙ってろ!!

うつ病を癒やすのは、十分な休息です。

十分に休息をとると、自分がどんな考えに支配されていたのか、自分が本当は何をしたいのかが徐々に見えてきます。

そのためには、本を読んだり、人と話したり、こんな風にブログで情報を発信するのもいい方法でしょう。

うつ病を治すためには、自分の心の動きを知るのが大切です。

冷静に自分の心の動きがわかるようになるには、「働かなきゃ」という洗脳状態から抜け出すには、一定期間、自分の心をひたすらに見つめる「無」とも思える時間は絶対に必要なのです。

「うつ病で休職するのは恥ずかしい」なんて絶対思わないで

うつ病で休職しようか悩んでいる、あなた。休職中で苦しんでいる、あなた。

どうか、自分を恥じないでください。

自分なんて価値がないと思わないでください。

もしあなたを貶めるようなことを言ってくる人は、あなたを今後も理解してはくれないし、いいように使われるだけです。

そんな人からは、早く離れたほうがいい。

抑うつ状態という暗闇の中にいるあなたの支えに、少しでもなれますように。

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