【経験者が語る】記憶を飛ばすまで深酒…ブラックアウト現象を克服する方法

うつ病

みなさん、お酒は好きですか?

お酒を飲むと、ふわふわといい気分になるし、食事がより一層美味しく感じられますよね。

でも、私のように「記憶を飛ばすまでお酒を飲まないと気がすまない」という、アルコール依存症のような人もいると思います。

「深酒をやめたいのに、やめられない」と苦しんでいる人もいるでしょう。

今回は、飲酒するたびにブラックアウトしていた私の、克服体験談をご紹介します(;´Д`)

今、ブラックアウトが癖になっている人はぜひ参考にしてみてください。

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ブラックアウトする人は、しない人と比べて、認知症の発症率が10倍も高い

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「ブラックアウトを年に2回以上する人は、しない人と比べて、認知症の発症率が10倍高い」というのは、結構有名な話ですよね。

アルコールを多量に摂取すると、脳のなかでも記憶をつかさどる「海馬」という部分で、「NMDAレセプター」とよばれる物質の働きが鈍くなります。

NMDAレセプターは、記憶を脳内で伝達するために必要な物質、「グルタミン酸」を受け取る働きをするんですが、この働きが鈍ると一時的な記憶はできても、そこで得た情報を長い間記憶として脳に定着させることができなくなります。

だから飲んでいる時に意識はあっても、飲んだ後に記憶が残っていないんですね。

認知症とは、長期的な記憶を忘れてしまう病気のことです。

ブラックアウトを何度も繰り返していると認知症になりやすくなるのは、なんとなく想像がつきますよね‥。

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やめたいのに、やめられない。つい記憶を飛ばすまで飲んでしまう。

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お酒を大量に飲むと健康に悪いことは分かる。

でも、ついつい飲んでしまいますよね。

若い頃からの習慣で、浴びるほど飲まないと飲んだ気にならないという人もいると思います。

私自身も、大学のサークルで大量にお酒を飲む習慣がついてから、社会人になってからもほぼ毎晩浴びるようにお酒を飲んでいました。

飲むと記憶をなくすと分かっているくせに、浴びるようにお酒を飲むので、集団でお酒を飲む時は、周りには煙たがられていました。

でも、やめられないんです。

当時の私は、記憶をなくすまでお酒を飲むのをやめたいのに、どうしたらやめられるのか分からなかったです。飲んでいると、ついタガが外れて飲み過ぎちゃうんですよね。

でも、認知症のリスクを10倍にしてまで、なぜ私たちはお酒を飲みたいんでしょうか。

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記憶を飛ばすまで飲むのは、現実逃避したいから

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記憶を飛ばすまで飲む、しかも、記憶を飛ばしてしまうくらい深酒することを自分でコントロールできないのは明らかに異常です。

なぜ記憶を飛ばすまで飲んでしまうのか。

それは、あなたの自制心が弱いからではありません。

あなたは、現実の苦しみから逃れたくてお酒を飲んでいるのです。

お酒を飲めば、記憶を飛ばせると知っている。

手っ取り早く、苦しみから開放されて幸せな気持ちになれると知っているからお酒を飲んでしまうんです。

なぜ私は現実逃避したいのか、酒を飲まずに考えてみよう

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では、あなたが直視したくないと思っている、その苦しみは一体何でしょうか。

その苦しみを解決するために、原因と対策を真剣に考えてみたことがあるでしょうか。

今の仕事が自分に合っていないかもしれない、恋人と別れてしまうかもしれない…など、大小さまざまな種類の苦しみがあると思います。

その苦しみを、すべてノートに書き出してみましょう。

それぞれの不安に対して、自分はどう解決しようと思っているのか。

解決できない悩みなら、なぜ解決できないと思うのか、考えて書き出してみましょう。

私は一番ブラックアウトを頻繁にしていた頃、よくノートに苦しみとその対処法を書き出していました。

お給料が少なくて不安、今の仕事が嫌いだ、太っている自分に自信がない…など、ひたすら書き出してみて、自分の力で対処できることはやってみて、対処できないことは不安に思わないようにと自分に言い聞かせていました。

そのおかげで、ブラックアウトする回数は随分減ったんですよね。ノートをつける前は毎晩のように飲んでいましたが、週に1〜2回に減りました。

でも、やっぱり回数は減っても、記憶を飛ばすまで飲まない!と自分を制御できなかったです。

なので、最終手段を考えてみました。

自己管理できないなら周囲に宣言!「記憶がない」を言い訳にしない

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ブラックアウトをよくする人の特徴は、「自分でどこまでお酒を飲んでいいのか、制御できない」ことです。

酔っていい気分になると、もうどこまでも飲んでしまう。

でもそういう人は、周囲の人の好意に甘えているのです。

「あの人は酔うと記憶をなくすのよね」と認識してもらっているから、酔って迷惑をかけてもいいやとどこかで思っているのです。

その腑抜けた、甘えた認識を正しましょう。

「酔った時の言動には、責任を持つ」と、周囲に宣言しましょう。

「記憶がない」を言い訳にしないようにしましょう。

周囲に甘えない!と宣言することで、身が引き締まるはずです。

お酒を飲める年齢ということは、私たちはいい大人なはずです。

武士に二言はないといいますが、いい大人なのですから、言動にはきちんと責任を持つようにしましょう。

私自身は、これでブラックアウトを卒業しました。今、ブラックアウトを繰り返して悩んでいる人は、ぜひ試してみてください。

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  • ブラックアウトする人は、しない人に比べて、認知症の発症率が10倍も高い
  • ついブラックアウトするまで深酒してしまうのは、現実逃避したいから。不安を直視して、対処法を冷静に考えよう。
  • ブラックアウトする人は、周囲に甘えている。「言動に責任を持つ!」と宣言しよう。
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